【感想】「銀河英雄伝説 ユリアンのイゼルローン日記」オーディオブック版CDボックス #1
kikubonで配信されている朗読3作品を収録したBOX版を購入しました!
ここ最近、久しぶりに銀英伝熱が燃え上がっていてOVA版を再試聴したり原作を読み返したりしてるんですよね。劇場版もリバイバルという形で生まれて初めてスクリーンで見ることができましたし。
そんな中でいまだに一度も見たこと、というか聴いたことがなかったのが「ユリアンのイゼルローン日記」の朗読版。アニメ1期でいくつかの会話は再現されているんですがこの一冊をそのまま映像化されたことはなかったですからねー。そしてこれをユリアン役の佐々木望が朗読、さらにアニメオリジナルキャストを集めてのバージョンが作られていたそうで!
知ったのはここ最近だったんですがいつかは聴いてみたいと思ってました。しかしまさに今がそのタイミングと思い購入を決意。「kikubon」という小説や本を朗読して配信するサイトで販売されているんですが、そこで配信を購入すべきかそれともBOXを購入すべきかはちょっと迷いました。最近は物があっても邪魔になることが多いですし、ディスクよりも配信のほうが手軽ですからね。
ただ、100ページものブックレットがついてくるというのは魅力的でした。BOXのヤンのイラストにも惹かれましたし。あと、ディスクで購入すれば配信でも聴けるというのは決め手になりました。それとまあ現実的な問題として、こちらの配信サービスがずっと続くのかどうかという不安もちょっとありましたしね。こういう場合はディスクで所持しておいたほうが安心できる。と言っても実際に聴くのは配信にしますが。
というわけで届きましたが豪華な感じの作りでうれしい。中にはポストカード5枚と蒔絵シールも同梱。そして肝心のブックレットですが期待以上に充実した内容でした。原作者・田中芳樹の手書きで「伊達と酔狂」とか「くたばれ! カイザー」とかデカデカと書かれてるのも面白い(笑)。インタビューは主演の佐々木望たち多くの声優の談話が収録。「いまの自分が、いまの自分の技量で、ユリアンの演技を考えて演じてます」とのコメント。今だったらこう演じるというのがどういうものか聴くのが楽しみ。
それから「田中芳樹先生に訊く銀河英雄伝説14の質問」というコーナーは面白かった。
「キルヒアイスが生きていたらどういう展開になったか」というのは誰もが興味を持つところですが、「バーミリオンでヤン艦隊がブリュンヒルトへ最初に砲撃した時にそれをキルヒアイスの艦がかばって代わりに死ぬことになるんではないか」とのこと。そして「第二射をヤンが放とうとしたときに停船命令が来るだろう」と。本編でラインハルトは、「キルヒアイスが生きてたら卿の死体と対面したはずだ」とヤンに言いましたが、作者の中ではたとえキルヒアイスが生きてて二人で戦ってもヤンが戦術能力においては最強なのは変わらないんですね。ミュラーの代わりにキルヒアイスが駆けつけるということになるんでしょうけど。物語としては、「ラインハルトは宇宙を手に入れたがそれと引き換えにキルヒアイスを失った」という形になるのかな。そういうIFストーリーも見てみたいかも。その場合のヤンとの会見では親友を殺した相手ということになりますが、そういうことで復讐心をラインハルトが持つことはないでしょうね。自分自身を責めるのは変わらないでしょうし。
他にもロイエンタールのモデルは清の武将・明亮(ミンリャン)だとか、沈黙提督・アイゼナッハがどうやって結婚したのかという質問には、「奥さんに口説かれて、婚姻届けも向こうから差し出されて黙ってサインした」とか(笑)。まだまだ知らない事実が飛び出してきて驚かされました。
それから原作者独占インタビューで爆笑したのは、「タイムマシンがあったらどこに行きたいか?」という質問に対して「タイムマシンなんかあったらぶっ壊す!」という回答(笑)。歴史学や考古学、さらに歴史小説で食ってる人たちのこれまでの努力や生活の糧を奪ってしまうわけでそんなものはいらないと。いやー、こういう発想する人はなかなかいないですよねー。ヤン・ウェンリーもそこまで過激なことは言わないにしてもタイムマシンなんていらないという考えは同じになりそう。
ブックレットの最後にはオリジナルドラマと特典ドラマのシナリオが収録。こちらはまだ聴いてないのでその後で読むつもりです。というわけで朗読のほうはこれからじっくり聴いていくつもりです。「ダゴン星域会戦記」や違うキャストで作られた「黄金の翼」をキルヒアイス役・広中雅志朗読でのバージョンもありますからねー。全部聴くのはかなり時間がかかりますがそのぶん楽しみ。
とりあえず今アニメ1期を再試聴してるのでそれが終わったら「ユリアンのイゼルローン日記」から聴いていくつもりです!
ここ最近、久しぶりに銀英伝熱が燃え上がっていてOVA版を再試聴したり原作を読み返したりしてるんですよね。劇場版もリバイバルという形で生まれて初めてスクリーンで見ることができましたし。
そんな中でいまだに一度も見たこと、というか聴いたことがなかったのが「ユリアンのイゼルローン日記」の朗読版。アニメ1期でいくつかの会話は再現されているんですがこの一冊をそのまま映像化されたことはなかったですからねー。そしてこれをユリアン役の佐々木望が朗読、さらにアニメオリジナルキャストを集めてのバージョンが作られていたそうで!
知ったのはここ最近だったんですがいつかは聴いてみたいと思ってました。しかしまさに今がそのタイミングと思い購入を決意。「kikubon」という小説や本を朗読して配信するサイトで販売されているんですが、そこで配信を購入すべきかそれともBOXを購入すべきかはちょっと迷いました。最近は物があっても邪魔になることが多いですし、ディスクよりも配信のほうが手軽ですからね。
ただ、100ページものブックレットがついてくるというのは魅力的でした。BOXのヤンのイラストにも惹かれましたし。あと、ディスクで購入すれば配信でも聴けるというのは決め手になりました。それとまあ現実的な問題として、こちらの配信サービスがずっと続くのかどうかという不安もちょっとありましたしね。こういう場合はディスクで所持しておいたほうが安心できる。と言っても実際に聴くのは配信にしますが。
というわけで届きましたが豪華な感じの作りでうれしい。中にはポストカード5枚と蒔絵シールも同梱。そして肝心のブックレットですが期待以上に充実した内容でした。原作者・田中芳樹の手書きで「伊達と酔狂」とか「くたばれ! カイザー」とかデカデカと書かれてるのも面白い(笑)。インタビューは主演の佐々木望たち多くの声優の談話が収録。「いまの自分が、いまの自分の技量で、ユリアンの演技を考えて演じてます」とのコメント。今だったらこう演じるというのがどういうものか聴くのが楽しみ。
それから「田中芳樹先生に訊く銀河英雄伝説14の質問」というコーナーは面白かった。
「キルヒアイスが生きていたらどういう展開になったか」というのは誰もが興味を持つところですが、「バーミリオンでヤン艦隊がブリュンヒルトへ最初に砲撃した時にそれをキルヒアイスの艦がかばって代わりに死ぬことになるんではないか」とのこと。そして「第二射をヤンが放とうとしたときに停船命令が来るだろう」と。本編でラインハルトは、「キルヒアイスが生きてたら卿の死体と対面したはずだ」とヤンに言いましたが、作者の中ではたとえキルヒアイスが生きてて二人で戦ってもヤンが戦術能力においては最強なのは変わらないんですね。ミュラーの代わりにキルヒアイスが駆けつけるということになるんでしょうけど。物語としては、「ラインハルトは宇宙を手に入れたがそれと引き換えにキルヒアイスを失った」という形になるのかな。そういうIFストーリーも見てみたいかも。その場合のヤンとの会見では親友を殺した相手ということになりますが、そういうことで復讐心をラインハルトが持つことはないでしょうね。自分自身を責めるのは変わらないでしょうし。
他にもロイエンタールのモデルは清の武将・明亮(ミンリャン)だとか、沈黙提督・アイゼナッハがどうやって結婚したのかという質問には、「奥さんに口説かれて、婚姻届けも向こうから差し出されて黙ってサインした」とか(笑)。まだまだ知らない事実が飛び出してきて驚かされました。
それから原作者独占インタビューで爆笑したのは、「タイムマシンがあったらどこに行きたいか?」という質問に対して「タイムマシンなんかあったらぶっ壊す!」という回答(笑)。歴史学や考古学、さらに歴史小説で食ってる人たちのこれまでの努力や生活の糧を奪ってしまうわけでそんなものはいらないと。いやー、こういう発想する人はなかなかいないですよねー。ヤン・ウェンリーもそこまで過激なことは言わないにしてもタイムマシンなんていらないという考えは同じになりそう。
ブックレットの最後にはオリジナルドラマと特典ドラマのシナリオが収録。こちらはまだ聴いてないのでその後で読むつもりです。というわけで朗読のほうはこれからじっくり聴いていくつもりです。「ダゴン星域会戦記」や違うキャストで作られた「黄金の翼」をキルヒアイス役・広中雅志朗読でのバージョンもありますからねー。全部聴くのはかなり時間がかかりますがそのぶん楽しみ。
とりあえず今アニメ1期を再試聴してるのでそれが終わったら「ユリアンのイゼルローン日記」から聴いていくつもりです!
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