【感想】映画「アルキメデスの大戦」
初日に観に行ってきました!
この映画の原作漫画、どういう作品かは知らなかったんですが映画化されるというのでちょっと漫画喫茶で読んでみたらすごく面白かったんですよね。戦争物というには毛色が違いすぎるというか。ついでに電子書籍が3巻まで無料配信されてたのもありがたかった。ちょうど映画の内容までですしね。
というわけで初日に新宿ピカデリーへ。19時25分の部で6番スクリーンですね。相変わらず2ヶ月以内に観に行けば1200円クーポンがもらえるのもありがたい。ポイントもかなりたまったので今度そろそろ無料で一本何か見ようかな。
そして本編ですが、いやー面白かった!
原作が面白かったんで変なことしなければ絶対面白いとは思ってましたが期待通り。それでいて漫画とはちょっと違うアレンジが施してあるのもまた新鮮で面白いというか。
冒頭に戦艦大和が撃沈する姿を5~10分くらいかたっぷり尺を取って描写。腕がちぎれたり血が大量に流れたりといったシーンも描かれてました。
そこから時間をさかのぼって昭和8年。軍の新型艦建造会議で山本五十六(舘ひろし)たちによる空母建造派の藤岡案と超大型戦艦建造派・平山中将(田中泯)による平山案。この両者が対立するわけですが平山案の建造費が異常に安いのには不正があるのではと考えた山本が帝大の学生でありながら家庭教師先の令嬢に手を出したと言いがかりをつけられて退学に追い込まれた天才・櫂直(菅田将暉)を軍に引き込んで平山案の真の建造費を算出させようという物語。
基本的には原作通りに話が進んでいくんですがキャラの性格とか設定がちょっと変えられてましたね。櫂は原作だと堅物な面が強いんですがこの映画では菅田将暉が演じることでもう少し変人要素が増して笑える感じに。櫂の下で働かされることになる田中少尉(柄本佑)は原作と違って最初は櫂を嫌ってていやいやそばにいるように。櫂が退学させられる原因となった尾崎家令嬢の鏡子(浜辺美波)も本当に櫂と気持ちが通じ合っていて助力してくれることに。
櫂が軍部の圧力と戦いながら平山案の真の数字を暴き出して論戦する会議シーンは原作に劣らぬ面白さ。菅田将暉がベテラン勢相手にいい演技してましたねー。平山案の不正を証明して勝負ありかと思いきやそこから平山中将が反撃。原作でもそうでしたが単なる机上の数字の世界だけでは決まらない現実を櫂に示すあたりもほんとに面白い。しかし最終的には平山案の巨大戦艦の設計図に欠陥があることを突き止めた櫂が勝利。
ここまでは原作通りだったんですがここからがおそらく映画のオリジナルのラストになっててこれがまた面白かった。平山中将が原作以上に深慮遠謀の人物であることになっててこう来たかって感じでしたねー。
原作はまだ続いてますけどこの映画はこの一本で終わりという作られ方でした。しかしほんとに面白かったのでお勧めですね。昭和8年の鉄道とか風景の描写もさすがは山崎監督というか。
もう一回くらい見たいと思わせる終戦記念日間近の今にふさわしい映画でした。
この映画の原作漫画、どういう作品かは知らなかったんですが映画化されるというのでちょっと漫画喫茶で読んでみたらすごく面白かったんですよね。戦争物というには毛色が違いすぎるというか。ついでに電子書籍が3巻まで無料配信されてたのもありがたかった。ちょうど映画の内容までですしね。
というわけで初日に新宿ピカデリーへ。19時25分の部で6番スクリーンですね。相変わらず2ヶ月以内に観に行けば1200円クーポンがもらえるのもありがたい。ポイントもかなりたまったので今度そろそろ無料で一本何か見ようかな。
そして本編ですが、いやー面白かった!
原作が面白かったんで変なことしなければ絶対面白いとは思ってましたが期待通り。それでいて漫画とはちょっと違うアレンジが施してあるのもまた新鮮で面白いというか。
冒頭に戦艦大和が撃沈する姿を5~10分くらいかたっぷり尺を取って描写。腕がちぎれたり血が大量に流れたりといったシーンも描かれてました。
そこから時間をさかのぼって昭和8年。軍の新型艦建造会議で山本五十六(舘ひろし)たちによる空母建造派の藤岡案と超大型戦艦建造派・平山中将(田中泯)による平山案。この両者が対立するわけですが平山案の建造費が異常に安いのには不正があるのではと考えた山本が帝大の学生でありながら家庭教師先の令嬢に手を出したと言いがかりをつけられて退学に追い込まれた天才・櫂直(菅田将暉)を軍に引き込んで平山案の真の建造費を算出させようという物語。
基本的には原作通りに話が進んでいくんですがキャラの性格とか設定がちょっと変えられてましたね。櫂は原作だと堅物な面が強いんですがこの映画では菅田将暉が演じることでもう少し変人要素が増して笑える感じに。櫂の下で働かされることになる田中少尉(柄本佑)は原作と違って最初は櫂を嫌ってていやいやそばにいるように。櫂が退学させられる原因となった尾崎家令嬢の鏡子(浜辺美波)も本当に櫂と気持ちが通じ合っていて助力してくれることに。
櫂が軍部の圧力と戦いながら平山案の真の数字を暴き出して論戦する会議シーンは原作に劣らぬ面白さ。菅田将暉がベテラン勢相手にいい演技してましたねー。平山案の不正を証明して勝負ありかと思いきやそこから平山中将が反撃。原作でもそうでしたが単なる机上の数字の世界だけでは決まらない現実を櫂に示すあたりもほんとに面白い。しかし最終的には平山案の巨大戦艦の設計図に欠陥があることを突き止めた櫂が勝利。
ここまでは原作通りだったんですがここからがおそらく映画のオリジナルのラストになっててこれがまた面白かった。平山中将が原作以上に深慮遠謀の人物であることになっててこう来たかって感じでしたねー。
原作はまだ続いてますけどこの映画はこの一本で終わりという作られ方でした。しかしほんとに面白かったのでお勧めですね。昭和8年の鉄道とか風景の描写もさすがは山崎監督というか。
もう一回くらい見たいと思わせる終戦記念日間近の今にふさわしい映画でした。
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