【感想】キャプテン翼 36話「それぞれの決意」

画像
南葛中対東一中の一回戦、ラスト10分! 二回戦に進むのはどっちだ!

【感想】キャプテン翼 35話「カミソリパワー爆発」
https://kazefukukoya.seesaa.net/article/201811article_18.html

試合終盤、早田最後の勝負

膠着状態の終盤、翼のマークを捨ててオーバーラップ! これまで見せたことのない二枚刃、一本目とは反対方向に曲がる「逆カミソリシュート」を撃つ!二枚刃と聞けば二段階のカーブと思ってしまいそうになりますが実際は逆方向のカーブだったんですねー。しかし足の角度でシュート直前に翼に見破られてしまい指示を聞いた森崎がキャッチ! そこから一気にカウンターで攻めあがった翼が独力でゴール。2-1で逆転に成功した南葛が勝利、一回戦突破!

王者・南葛相手に善戦したものの力及ばず東一中は敗退。しかし新キャラの早田は翼をかなり苦しめることができましたね。翼をかなりの時間抑え込んでましたしカミソリシュートも二種類用意してたりと準備もきちんとできていた。ただ早田以外に突出した選手がいなかったのは初出場校ゆえの層の薄さか。
あ、それと早田を演じた小林裕介ですけど大阪予選での初登場のときはちょっと意外なタイプのキャスティングと思ってましたがこの試合が始まるとまさかここまでしっくりくるとは思いませんでした。何というかすごくいい演技しててハマってましたよ。いい意味でのサプライズでした。

この試合のMVPは1ゴール1アシストの翼や貴重な同点弾の高杉もいますけどここはやはり決勝ゴールを奪われるピンチを防いだ森崎に一票。翼の指示があったとはいえあれをしっかりキャッチしたおかげでカウンターに持っていけましたしね。
あ、そう言えば今回の中学生編のおそらくメインとなる会場は「さいたまワールドスタジアム」という名称と判明しましたね。

試合に出られない日向

無断でチームを離れて沖縄に行ってしまったために北詰監督から干されてしまい特待生の権利もはく奪される危機に陥った日向。事前に選手登録だけはしてあったのでベンチ入りだけは可能ですが。
日向のいないFWの穴は新キャラである反町が埋めることに。日向ほどではないにせよこの反町もものすごく優秀な選手なんですよねー。バランスの取れた選手でFWとしての総合力は来生より上かも。声優は村田太志とようやく判明。
しかし試合を見ていた日向はおもむろにベンチから出てリフティングを始めると反町のシュートに合わせて二倍離れた距離からシュート、そして反町のボールを追い越してコンクリートの壁に激突、破壊!

北詰監督も衝撃を受けたこのシュートこそ日向の沖縄での特訓の成果。ちなみにどのくらいのスピードかというと推測するしかないんですが、中学生のシュートはだいたい60~70km/hらしいんですよね。一方でワールドクラスのプロ、例えばクリスティアーノ・ロナウドなんかは130km/hくらいのシュートを撃つそうで。ほんとかどうか190km/h近いスピードのシュートを記録した選手もいるそうですが。
反町は全国トップクラスのストライカーなので70~75km/hくらいのシュートと考えると日向のシュートスピードは140~150km/hくらいか。こう考えると意外とありえる数値ですね。コンクリート破壊はあり得ないですけど(笑)。とりあえず中学生の試合に超ワールドクラスのストライカーが出場するようなものかも。ちなみに4年後のワールドユース編で日向が新たに身につけることになる「雷獣シュート」は223km/hと計測されてますね。もう人間じゃない(笑)。
都大会決勝では三杉に対してもいいところのなかった日向ですがこの時点では翼を超えたとも言えますね。翼はまだドライブシュートを完成していないので。もっとも大空翼というサッカーの天才に勝つにはこの「力」だけではだめなんですが。その部分の成長がここからの日向の物語になってくるんですよねー。

二回戦に向けて

翼は早苗ちゃんについてきてもらい病院で診察。日常パートは削られることも多いのでどうなるかと思いましたがちゃんとここをやってくれてうれしい(笑)。翼の足は大事ないとのことですが連戦なんでほんとは次の試合を休むべきなんですよね。三回戦の相手が花輪の可能性が高いと考えれば。
しかし中学三年生になって翼も早苗ちゃんも小学生時代に比べて大人になったなあと感じますね。元気いっぱいなだけの子供ではなくなりつつあるというか。翼は試合の時は闘志むき出しですけど日常では穏やかで平和な性格なんで今の早苗ちゃんとはほんとに相性良さそう。リラックスしてるのがよくわかりますね。
スタジアムで二人の仲が進展したのかどうか南葛のみんなにからかわれるあたりもきっちり描かれてました(笑)。

一方でサッカー特待生はく奪の宣告を受けた日向はチームを離れて自宅に。大会後は私立の東邦を出て地元の公立中学に転入、卒業後は働きながらサッカーをすると母に告げる。正直、北詰監督に何度突っぱねられても謝罪すれば何とかなりそうな気もするんですけどね、それこそ反省したふりだけでもして。ただ日向の性格からいってそれはできないんでしょうね。勝つために正しいことをしたと信じてるでしょうし。
それと北詰監督ですけど日向に非があるのは間違いないですし言ってることも正論ではあるですがやりすぎなのも確かなんですよね。処分が重すぎるというか。もちろんかつての教え子たちと同様に扱おうという厳格なまでの公正さから出てることではあるんですが。北詰監督もこのまま考えを変えずに終わってしまうのかどうかというのも今後の大きな見どころではありますね。

共に大きな不安を抱えた翼と日向。果たして二人の対決の時は来るのか!

【感想】キャプテン翼 37話「スカイラブ・ハリケーン!」
https://kazefukukoya.seesaa.net/article/201812article_10.html

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック