【感想】キャプテン翼 39話「南葛対花輪 決着!」

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2-2の同点で迎えた終盤、最後の勝負!

【感想】キャプテン翼 38話「攻略! 立花兄弟」
https://kazefukukoya.seesaa.net/article/201812article_17.html


〇試合終盤、翼VS立花兄弟の最後の勝負

一回戦の東一中戦に続き翼が放ったドライブシュート。しかし肩の痛みのせいでゴールポストに当たってしまい失敗。必殺シュートがなかなか完成しないというのもやきもきするものの期待感も抱かせてくれますよねー。

脚が回復した立花兄弟はついに最後のスカイラブハリケーンで勝負に出る。それに対して南葛は石崎と高杉はゴールの上へあがり翼は低空に備える。このバトルは燃えますねー! 立花兄弟の選択は低空飛行、それに対して翼はゴールポストと地面を蹴っての二段ジャンプでこれを防ぐ!

これで普通なら勝負ありなんですよね。しかし立花兄弟に慢心や油断はなくさらなる隠し技を用意していた。小学生時代に明和戦で翼と岬が偶然使えたあの合体シュート、「ツインシュート」を未完成ながら放つ!
これに対して森崎は身体を大きく広げてブロックに行きかろうじて肩に当てるもののボールはゴールへ向かっていく。東一中戦の時と違い100%自分の判断でツインシュートを半分防いだ森崎はほんとに成長してますねー。
そしてそのボールへ頭から飛びついていったのは石崎! 
見事モンキーダイビング(笑)でボールをかき出しゴールポストに激突しつつもクリア、ボールは翼のもとへ。

そしてここからの翼が熱い!
流血までして体を張った石崎のガッツに応えるためにけがなどお構いなしで中央突破! 痛めてる肩にショルダーチャージを食らってもキャプテンの自分が石崎の闘志に負けてたまるものかとスライディングシュートで決勝点!
翼が石崎に負けてる要素など100人が100人とも「無い」と答えるはずなのに翼本人は張り合ってるように見えるのがちょっと面白いですよね。石崎と言えば修哲小との対抗戦の時にボール奪取から翼の同点弾に結びつけたシーン以来何度も根性を見せまくってますからね。翼はそういうところをリスペクトしてるのかも。

そう言えば翼が「くん」付けで呼ぶ相手は最終的には若林・岬・三杉・日向そして石崎の5人だけになるんですよね。どういう基準でそうしてるのかは作者がもしかしたらどこかで答えてるかもしれませんが、個人的には小学校時代に出会った相手で翼のサッカー人生に大きな影響を与えた相手だからなのかなと推測してます。若林は最初のライバルでともに日本サッカーを強くしていく存在、岬は完全に自分とシンクロしてくれるゴールデンコンビ、三杉は自分を精神的に敗北寸前まで追い詰めた相手、日向は常に決勝で戦う宿命のライバル。
そして石崎は後に翼が語ることですけどこれまでサッカーボールしか友達のいなかった翼が南葛市に転校してきて初めてできた友達なんですよね。翼のこれまでのサッカー人生は南葛小・南葛SC・南葛中と常に石崎と共にあったわけで。
そういう意味でもこの石崎は他の4人同様に翼にとって特別な絆を感じる友達なんでしょうね。

ついに花輪に対して3-2と勝ち越しのゴールを奪った南葛、花輪は立花兄弟の脚が回復せずに万事休す。タイムアップで3-2、南葛の勝利!
しかし敗れはしたもののほんとに立花兄弟はすごかった。打倒南葛のために多くの技を開発して驚かせてくれましたしね。東一中とは逆にこちらは守備の弱さが残念なところ。
そしてこの試合のMVPは何といっても石崎ですね! 空中サッカー破りに森崎とのコンビでのツインシュート阻止。翼に火をつけたのも石崎のガッツでしたからね。負傷しながらも1ゴール2アシストの翼、1ゴールずつ奪った来生と滝、森崎の活躍と南葛の総力を挙げての勝利でした。

そしておなじみサッカーキングの試合レビューも。これ毎回楽しみなんですよねー。

手負いの大空翼、執念の決勝点で南葛中が8強…“スカイラブ・ハリケーン”が猛威も立花兄弟散る
https://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20181225/872448.html

〇日向のもとに現れるライバルたち

東邦の試合をよそに花輪の試合を観戦していた日向。しかしそんな日向に松山・翼・三杉とライバルたちが次々と声をかけてくる。このシーンはほんとにいいんですよねー。小学生大会でベスト4だったキャプテンたちであり全員日向とは対戦している3人。いくら日向が拒絶しようが彼らにとっては激闘を繰り広げたライバルでありサッカー仲間であることに変わりはない。みんなにそれぞれの言い方で試合に出てこいと激励されて心が大きく動くことに。
松山なんかはプライドの高い日向の性格をわかってるので心配してるという言い方ではなく「お前に借りを返すため」なんてあえて憎まれ口をたたくのがまたいい(笑)。三杉も南葛の試合を観戦せずに日向の家に来てましたからね。自分たちを倒した相手に打倒翼を託すのが熱いなあ。
けど一番日向のことをわかってるのはやはり翼なのかも。「三年連続決勝戦をやろう」とだけ伝えますけど日向なら必ず試合に出てくると信じてるんでしょうね。

そして準々決勝から再びベンチ入りすることにした日向。これまでは逃げてたとも言えるんですよね。ベンチでさらし者になることを拒否して。ここから日向の試合に出るための北詰監督との戦いが始まったわけですね。
試合前の練習でピッチに日向が出てきたときの観客の期待のざわめきがまたすごい。やっぱり翼と並ぶ中学サッカー界のスターなんだと感じさせられますねー。

ついに出そろったベスト8! ここからさらに面白い試合が始まるんですよねー!
南葛(静岡)・比良戸(長崎)・ふらの(北海道)・南宇和(愛媛)・明和東(埼玉)・金村(宮崎)・東邦(東京)・中部(長野)の8校。
まずは第1試合で明和東が金村に勝利。日向・若島津・タケシの抜けたかつての明和がベスト4進出してるのも注目ですね。
そして比良戸の次藤と佐野は対戦相手の南葛に不敵な宣戦布告。痛めている翼の肩を遠慮なく叩く次藤は容赦しないという意思表示でしょうね。これまで1-0ばかりで勝ち上がってきた比良戸はどんな力を見せるのか。


次回は一週お休みして1月7日放映。ふらのの準々決勝ですね。ダークホース・南宇和が襲い掛かる!

【感想】キャプテン翼 40話「ふらの出陣!」
https://kazefukukoya.seesaa.net/article/201901article_9.html

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