「詩季織々×秒速5センチメートル」イベント上映に行ってきました!
テアトル新宿で開催の連続上映イベントに行ってきましたよ!
コミックス・ウェーブ・フィルムの新作映画「詩季織々」、公開初日に舞台挨拶付きの回を観に行ってきたわけですが。
【感想】映画「詩季織々(しきおりおり)」
https://kazefukukoya.seesaa.net/article/201808article_3.html
期待以上にいい映画だったのでできればもう一回劇場で観たいと思ってたんですよね。8/25からNetflixで配信するとはいえ、やはり劇場で観てこそってのはありますし。
そんな時にテアトル新宿で新海誠監督の「秒速5センチメートル」との同時上映イベント開催という話が!
上映後には李豪凌(リ・ハオリン)総監督とコミックス・ウェーブ・フィルムの川口典孝代表とのトークショーもあるとのこと。値段も2000円ですしこれは行ってやるぜということで。「秒速5センチメートル」はDVDや地上波で合わせて3回くらいは見たことありますけど劇場で観るのは初めてですからね。
今回で詩季織々は2回目の鑑賞ですがロビーに設置してあるカセットデッキのコメントも聞いておきました。
そして入場。トップ画像の毎週特典ポストカードだけでなく8/18はビーフンの日だそうでケンミン食品の汁ビーフンと焼ビーフンもプレゼントしてもらえました!これをもらい損ねないように早めに行っておきましたからね(笑)。
そして予告もなしにいきなり上映開始。まずは「秒速5センチメートル」から。劇場で観たのは初めてでしたがやはり大画面映えする作品ですねー。今回は35ミリフィルム上映。主人公の貴樹が新宿駅から栃木へ向かうというシチュエーションを新宿の映画館で見るというのも面白かった。
そして最終章で流れる山崎まさよしの「One more time, One more chance」はボリュームの大きさもあってものすごく胸に響きましたよ。これは劇場の音響でなければ体感できませんねー。
続いては10分間の休憩を挟んで「詩季織々」。こちらも二回目の鑑賞なのであらかじめストーリーを知ってる状態でいろいろ確認しながら観ることができました。相変わらずビーフンが犯罪的にうまそうだ(笑)。映画のテーマは「衣食住行」という中国人の生活に直結する四大要素だそうですが、日本と違って広大な土地である中国では「行」つまり移動するというのも切り離せない部分らしいですね。
それと先に上映された秒速は2007年の作品なのでそれから11年経過してのコミックス・ウェーブ・フィルムの作画レベルの進化みたいなものも感じることができました。それと秒速は全体的に暗く無機質な感じの都市が描かれてますが詩季織々は明るい雰囲気なのもかなり違いますね。キャラクターデザインも「君の名は。」に近い感じですし。二回観てもやっぱりものすごく面白い映画でした。
そう言えば、「小さなファッションショー」にも出てくる「加油!(頑張れ)」という単語、たまにサッカーの中国のクラブの弾幕でも目にしますが深く意味を考えてませんでしたけどようやく意味がわかったかも。油をさせ、あるいは燃料を加えろっていうことなんでしょうね。なるほど、「頑張れ」って日本語につながるかも。
本編終了後は李監督と川口代表との間でトークショー。「詩季織々」それぞれの監督3人は全員30代前半らしくほんとに若い力で作ったんですねー。
川口代表はインタビューとかもいくつか見たことがありますが今回もほんとに肩ひじ張らないというか自由すぎるスタイルでトークをしてて面白かった(笑)。格好からして普段着に首からタオル下げてましたからね。ほんとに遠慮のかけらもなくズバズバ発言するのでそのぶん李監督からいろんな話も引き出せてました。「上海恋」で高校に入ってからカセットは音が悪いからとあっさりCDプレイヤーに切り替えたとヒロインのシャオユに言う主人公のリモのことを「あいつ酷くない?」とか容赦なく言ってましたし(笑)。
上海恋は実体験なのかと川口代表に聞かれて高校時代に前の席に座ってた子と結婚したという李監督のエピソードも。その子とはカセットではなく消しゴムに文字を書き合って交流したそうで。川口代表は「新海誠はそういう話大好きだからものすごく食いついてくるよきっと!」なんて言ってました(笑)。ただ消しゴムでは映画映えしないな、なんて話も。テレビアニメのエピソードでくらいなら使えそうですけどね。
リモとシャオユに関してはわりと家庭の貧富の差があるそうで、上海人であるリモは中の上くらいですがシャオユの親は出稼ぎでそんなに裕福ではないらしいですね。そのへん中国人から見ればすぐわかるそうです。シャオユの父親が娘に過剰な期待と要求をしていたのもそのへんが原因なんだそうで。
質問コーナーではツイッターで募集していた質問への回答が。中国と日本の文化の違いが作画でもけっこう大変だったそうで。中国人はあいさつでお辞儀をしないのでするのが当たり前な日本の感覚だとつい描いてしまって後で修正しなくてはいけないとか。
ビーフンを食べているときに周囲の人々も普通に食べているという場面もあちらだと片足あぐらで日本の感覚だとけっこう行儀悪い食べ方も「普通」になると。
リモの家のテーブルは普段は四角なんですけど家族が帰ってきたりちょっと特別な時は壁に立てかけてある丸テーブルの台をその上に乗せるんだとか。それもちゃんと作画されてるそうですね。8/25から配信されたら確認してみよう。そういう中国人なら説明するまでもない常識も日本の作画陣だとわからないからやはりとまどうんですねー。
あ、それから僕の質問も最後に聞いてもらえました(笑)。ラストシーンでホテル経営をパンとしているリモの前にシャオユらしき女性が現れるんですけどあれは偶然なのかそれともパンが連絡してあげたのかという。
しかしエピローグの時点ではリモ・パン・シャオユの三人が空港にいますけどあのラストではまだシャオユかどうか確定させずに作ってたそうで。とするとエピローグが無ければ結局別離エンドもあり得たのか。川口代表は「まだ若いんだからハッピーエンドばかりじゃなくもっと暴れてバッドエンド物を作ってもいいんじゃない?」と李監督にけしかけてましたが(笑)。
それから最後には李監督と川口代表の撮影タイムも。少し時間をオーバーしてのトークショーでしたがほんとに面白かった。いい時間を過ごせました。
そして帰宅後の夕食は当然もらったケンミン食品の汁ビーフンに決定!
本編では具材として焼き卵・きくらげ・しいたけ・肉しいたけの4種類だったと記憶していますがしいたけは嫌いなのでパス(笑)。卵はゆでる時に一緒に入れてあとはきくらげ、肉しいたけの代わりに豚肉の細切れにして調理しました。
で、実際に食べてみるとビーフンの麺はラーメンよりも細くてそうめんに近いかな。映画の麺はもっと太そうでしたが。どっちにしろ初めて食べるってわけではなく多分どこかで食べたことはありますね。味はあっさりしてる感じ。きくらげをちょっと入れすぎたかなと思いましたがかなり満足できました。できればちゃんとした店でも食べてみたいですね。
劇場で二回観た「詩季織々」、今度はNetflixでもまたいろいろ確認してたみたい。中国語バージョンも配信されないかなあ。
コミックス・ウェーブ・フィルムの新作映画「詩季織々」、公開初日に舞台挨拶付きの回を観に行ってきたわけですが。
【感想】映画「詩季織々(しきおりおり)」
https://kazefukukoya.seesaa.net/article/201808article_3.html
期待以上にいい映画だったのでできればもう一回劇場で観たいと思ってたんですよね。8/25からNetflixで配信するとはいえ、やはり劇場で観てこそってのはありますし。
そんな時にテアトル新宿で新海誠監督の「秒速5センチメートル」との同時上映イベント開催という話が!
上映後には李豪凌(リ・ハオリン)総監督とコミックス・ウェーブ・フィルムの川口典孝代表とのトークショーもあるとのこと。値段も2000円ですしこれは行ってやるぜということで。「秒速5センチメートル」はDVDや地上波で合わせて3回くらいは見たことありますけど劇場で観るのは初めてですからね。
今回で詩季織々は2回目の鑑賞ですがロビーに設置してあるカセットデッキのコメントも聞いておきました。
そして入場。トップ画像の毎週特典ポストカードだけでなく8/18はビーフンの日だそうでケンミン食品の汁ビーフンと焼ビーフンもプレゼントしてもらえました!これをもらい損ねないように早めに行っておきましたからね(笑)。
そして予告もなしにいきなり上映開始。まずは「秒速5センチメートル」から。劇場で観たのは初めてでしたがやはり大画面映えする作品ですねー。今回は35ミリフィルム上映。主人公の貴樹が新宿駅から栃木へ向かうというシチュエーションを新宿の映画館で見るというのも面白かった。
そして最終章で流れる山崎まさよしの「One more time, One more chance」はボリュームの大きさもあってものすごく胸に響きましたよ。これは劇場の音響でなければ体感できませんねー。
続いては10分間の休憩を挟んで「詩季織々」。こちらも二回目の鑑賞なのであらかじめストーリーを知ってる状態でいろいろ確認しながら観ることができました。相変わらずビーフンが犯罪的にうまそうだ(笑)。映画のテーマは「衣食住行」という中国人の生活に直結する四大要素だそうですが、日本と違って広大な土地である中国では「行」つまり移動するというのも切り離せない部分らしいですね。
それと先に上映された秒速は2007年の作品なのでそれから11年経過してのコミックス・ウェーブ・フィルムの作画レベルの進化みたいなものも感じることができました。それと秒速は全体的に暗く無機質な感じの都市が描かれてますが詩季織々は明るい雰囲気なのもかなり違いますね。キャラクターデザインも「君の名は。」に近い感じですし。二回観てもやっぱりものすごく面白い映画でした。
そう言えば、「小さなファッションショー」にも出てくる「加油!(頑張れ)」という単語、たまにサッカーの中国のクラブの弾幕でも目にしますが深く意味を考えてませんでしたけどようやく意味がわかったかも。油をさせ、あるいは燃料を加えろっていうことなんでしょうね。なるほど、「頑張れ」って日本語につながるかも。
本編終了後は李監督と川口代表との間でトークショー。「詩季織々」それぞれの監督3人は全員30代前半らしくほんとに若い力で作ったんですねー。
川口代表はインタビューとかもいくつか見たことがありますが今回もほんとに肩ひじ張らないというか自由すぎるスタイルでトークをしてて面白かった(笑)。格好からして普段着に首からタオル下げてましたからね。ほんとに遠慮のかけらもなくズバズバ発言するのでそのぶん李監督からいろんな話も引き出せてました。「上海恋」で高校に入ってからカセットは音が悪いからとあっさりCDプレイヤーに切り替えたとヒロインのシャオユに言う主人公のリモのことを「あいつ酷くない?」とか容赦なく言ってましたし(笑)。
上海恋は実体験なのかと川口代表に聞かれて高校時代に前の席に座ってた子と結婚したという李監督のエピソードも。その子とはカセットではなく消しゴムに文字を書き合って交流したそうで。川口代表は「新海誠はそういう話大好きだからものすごく食いついてくるよきっと!」なんて言ってました(笑)。ただ消しゴムでは映画映えしないな、なんて話も。テレビアニメのエピソードでくらいなら使えそうですけどね。
リモとシャオユに関してはわりと家庭の貧富の差があるそうで、上海人であるリモは中の上くらいですがシャオユの親は出稼ぎでそんなに裕福ではないらしいですね。そのへん中国人から見ればすぐわかるそうです。シャオユの父親が娘に過剰な期待と要求をしていたのもそのへんが原因なんだそうで。
質問コーナーではツイッターで募集していた質問への回答が。中国と日本の文化の違いが作画でもけっこう大変だったそうで。中国人はあいさつでお辞儀をしないのでするのが当たり前な日本の感覚だとつい描いてしまって後で修正しなくてはいけないとか。
ビーフンを食べているときに周囲の人々も普通に食べているという場面もあちらだと片足あぐらで日本の感覚だとけっこう行儀悪い食べ方も「普通」になると。
リモの家のテーブルは普段は四角なんですけど家族が帰ってきたりちょっと特別な時は壁に立てかけてある丸テーブルの台をその上に乗せるんだとか。それもちゃんと作画されてるそうですね。8/25から配信されたら確認してみよう。そういう中国人なら説明するまでもない常識も日本の作画陣だとわからないからやはりとまどうんですねー。
あ、それから僕の質問も最後に聞いてもらえました(笑)。ラストシーンでホテル経営をパンとしているリモの前にシャオユらしき女性が現れるんですけどあれは偶然なのかそれともパンが連絡してあげたのかという。
しかしエピローグの時点ではリモ・パン・シャオユの三人が空港にいますけどあのラストではまだシャオユかどうか確定させずに作ってたそうで。とするとエピローグが無ければ結局別離エンドもあり得たのか。川口代表は「まだ若いんだからハッピーエンドばかりじゃなくもっと暴れてバッドエンド物を作ってもいいんじゃない?」と李監督にけしかけてましたが(笑)。
それから最後には李監督と川口代表の撮影タイムも。少し時間をオーバーしてのトークショーでしたがほんとに面白かった。いい時間を過ごせました。
そして帰宅後の夕食は当然もらったケンミン食品の汁ビーフンに決定!
本編では具材として焼き卵・きくらげ・しいたけ・肉しいたけの4種類だったと記憶していますがしいたけは嫌いなのでパス(笑)。卵はゆでる時に一緒に入れてあとはきくらげ、肉しいたけの代わりに豚肉の細切れにして調理しました。
で、実際に食べてみるとビーフンの麺はラーメンよりも細くてそうめんに近いかな。映画の麺はもっと太そうでしたが。どっちにしろ初めて食べるってわけではなく多分どこかで食べたことはありますね。味はあっさりしてる感じ。きくらげをちょっと入れすぎたかなと思いましたがかなり満足できました。できればちゃんとした店でも食べてみたいですね。
劇場で二回観た「詩季織々」、今度はNetflixでもまたいろいろ確認してたみたい。中国語バージョンも配信されないかなあ。
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