【感想】くろアゲハ 10巻

時空を超えてカメレオン世代と対決するエイラと信愛。そして「怪物」結城直人の影も。

【感想】くろアゲハ 9巻
https://kazefukukoya.seesaa.net/article/201804article_21.html

去年の11月から集め始めた「くろアゲハ」、ようやく最新刊までたどり着きましたよ。この10巻が発売されたのが去年の11月でだいたい半年に1巻ペースみたいですからじきに11巻も発売するのかな。しかしなんとなく話が締めに入っていってるような気もしてちょっと気がかりですが。できればまだまだ続いてほしい。


下心丸出しで相沢の代わりにエイラ達のもとに現れた伝説の男・ヤザワ。その伝説を叩き潰すべく信愛が襲い掛かる!
強烈なパンチを食らって歯を叩き折られたヤザワは信愛の実力が日向やジュンに匹敵すると戦慄する。しかし追撃する信愛の腕をあの神がかり的なラッキーで回避したヤザワはそのまま肩の関節を結果的に外してしまう!
いやー、なんというか懐かしい(笑)。偶然滑った攻撃が相手に大ダメージを与えるというお約束というか黄金パターンは健在ですね。
本物の黒揚羽を引きずり出すため、エイラは駆けつけてきた相沢達に宣戦布告して信愛と共に去っていく。
ちなみに時系列はナオトがちょうど現れる直前の様子。

二人を過去に連れてきたシルビアが非協力的な態度のためいったん別行動をそれぞれすることに。信愛は相沢と椎名のもとに現れ1対2で対決! この2人相手を圧倒するとはほんとに強い。まあ1巻で登場した時に車をひっくり返してたくらいの化物ですからね。ヒロは相沢くらいの強さなんだろうか。
途中で警察が来たためその場を逃走した信愛は相沢の妹・純菜に拾われる。女好きとはいえ自分も都姫という妹がいるからか誰かの妹には手を出さない主義みたいですね信愛は。
帰ってきた相沢といがみ合いながらもその厳しい家庭環境の中で妹を支えて生きている姿に別の意味での負けを認める。負けというよりリスペクトするようになったというべきかな。信愛のこういうところは単純だけど好感が持てますね。

一方でエイラは着替えを取りに過去の自宅へ。小学生だった自分も目撃しますが坂本を小さくしたようなはなたれ小僧でなんでこれが女装美人に化けるような美形に成長したのか謎(笑)。しかし死ぬ前の母親に悪態をつくかの自分についカッと来て殴ってしまったことから歴史が思わぬ方向に。

ナンパ野郎につかまってピンチのエイラは過去に来るきっかけとなった杉本千聖とその妹・雫と出会う。歴史の修正力によって肉体に異変が起き始めたエイラは気を失ってしまい雫たちのマンションに運び込まれることに。だんだん自分が心まで女になりつつあることを恐れ始めた英太。
しかしバスルームで再び異変が起きて気が付いた時にはなんと本当の女になってしまう!
……いやー、とんでもないことになりましたねー。果たして元に戻れるのか。そして信愛にこのことがバレたら本当に襲われかねない(笑)。絶体絶命のピンチだ。千聖を助けた黒髪ロングの黒揚羽の正体は自分だったこともここで理解。

そのころ影舞の総隊長・千聖はOBであるトオルの命令で傷害罪の身代わりとなって出頭させられることに。自棄になりかけてた千聖の前に現れたのは「怪物」結城ナオト!
前作でのナオトとのバトルはめちゃくちゃ面白かったしナオト自身すごく好きなキャラだったんですけどまさか再び感情のないころの怪物ぶりを拝めるとは。しかし信愛でさえ両手で頑張ってひっくり返していた車を左手一本で軽々やってのけるとはなんかものすごくパワーアップしてないか(笑)。バイクに腕が挟まってそれを持ち上げたことはありましたけどそれどころじゃない。ひょっとしたらパラレルワールドになって本来よりも強くなってるのかも。これはとんでもないことになりそうだ。
千聖は罪をかぶせられたりなんとなくナオトの弟の京也と境遇が似てる気がするのでそのへんが目をつけられた理由かも。京也は出てくるのかそれともこの世界には存在しないのだろうか。


ナオトと組むことになった千聖はどうなる。そして英太は男に戻れるのか!
くろアゲハ(10) (講談社コミックス月刊マガジン)
講談社
2017-11-17
加瀬 あつし

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