【感想】ゴッドイーター 10話「散華」
メテオライト編開始! ついに語られるレンカの過去。
去年の7~9月にかけて放送されたアニメ版ゴッドイーター。その続編がついにスタート!
もともと全13話のアニメだったわけですが前回で9話、そして今回で4話。まあ変則的ですけど1期と2期と考えてもいいですよね。期間が空いた分、作画や演出面でのパワーアップも期待したいところです。
余命三年、神機使いとして戦い続ければさらに寿命が縮まるという非情の宣告を受けたレンカ。それでも未来に希望をつなぐために死の瞬間まで戦うことを選択。新たなる神機と適合するため再び台の前に立つ。
そしてここで初めてレンカの過去が語られることに。15年前、レンカの父(浅沼晋太郎)と母(ゆきのさつき)、そして娘の空木イロハ(加隈亜衣)はフェンリルのパッチテストに合格することが出来ず追い出される。誰か一人でも受かればその家族(DNA上の)も入れるんですけどね。使えないと判断された人間が容赦なく切り捨てられていく残酷な世界。このハードさこそゴッドイーターという作品の魅力でもあるわけですがやりきれないものがあるのも確か。
そんな空木一家は泥水の中に捨てられていた赤ん坊を見つける。おそらく絶望したかあるいは足手まといと考えた親に捨てられたんでしょうね。「フェンリルの奴らと同じになってたまるか」と父親はこの赤ん坊を連れて行くことを決意。弟が出来たことを喜ぶイロハが名前をつけさせて欲しいと頼み、花が好きなこともあって「レンカ」とつける。レンカは実は捨て子で本当の両親すら知らなかったんですねー。
同様に行き場を失った人たちが集まって居住区を作り生活していくことに。といってもアラガミから身を潜めての生活なので廃墟の中から食料や燃料を探し出してつないでいくという厳しさですが。
そんな中でレンカも成長。10歳くらいかな。母は病気でやつれて寝込んでしまい、薬や燃料を探しに他の人たちと外に出て行くことに。しかしやはりというかオウガテイルの群れに遭遇。ゲームでは雑魚ですけどそれはゴッドイーターだからこそであって一般人に取ってはどうしようもない存在なんですよね。
レンカとイロハも襲撃を受けて絶体絶命の危機、そこに現れたのは……、リンドウ!
1話でリンドウの名前を聞いたときにレンカが反応してたので会ったことがあるのかもと思ってましたがやはりそうだったんですねー。あと神機なしでレンカが戦ってたという話を聞いて笑ってたのはたぶんこのことを覚えてたんでしょうね。たばこも吸ってるし(この時代は法律とかないんで意味ないとはいえ)、たぶん20か21くらいかな。もうベテランの域に入ってるころですね。
リンドウに命を救われたイロハとレンカ。しかしリンドウは居住区の避難者たちから当然の如く憎悪の目を向けられる。ただ、こういう出来事が重なってリンドウは7話に出てきた避難者たちの村を支援するようになっていったんでしょうね。リンドウはゴッドイーターのパッチテストシールとコンパスをイロハたちに渡して去っていく。あのコンパスもリンドウのものだったんですね。
しかし一人分の薬を手に入れていたもののレンカは母から病気が移っていた。不衛生な上に狭い空間で生活していたらむしろこうなるのは必然なんですよね。父やイロハと違ってレンカは幼いので抵抗力もなかったでしょうし。
母とレンカ、どちらに薬を使うかという決断を強いられる空木家。母はレンカにパッチテストをして神機使いに適合することを確認。自分ではなくレンカに薬を使うよう促す。血は繋がってなくても母の愛の偉大さと強さを感じたなあ。そして母は命を落とすことに。
さらに時は流れ、ついに15歳目前になったレンカ。いつも傷だらけになって帰ってくるレンカの手当てをするイロハ。このあたりからレンカを見る目も「弟」という感覚から変わってきているようです。レンカに母から託されたポンチョをプレゼントするイロハ。あのポンチョはこうしてレンカの元にわたったんですね。そしてそれをその後、アリサが貸してもらうわけですが。
燃料を探しに外へ出るレンカ。途中でオウガテイルに襲われたものの地盤の崩落のおかげで何とか救われる。これがおそらく8話でレンカが語っていた経験でしょうね。
しかし戻ったレンカはアラガミの襲撃でほぼ全滅していた居住区を見ることに。何とかシェルターに逃れて無事だったイロハと再会したものの父は下半身ががれきの下敷きになって身動きできず。そこにアラガミの群れが迫ってくる。父はイロハにレンカを連れて隠してあったバイクで逃げるよう告げる。こうして父もアラガミの犠牲に。とりあえずゲームでオウガテイルを見つけたら容赦なく皆殺しにしてやりたくなるなあ。
なんとかバイクにたどり着きレンカが手に入れていたガソリンで間一髪脱出する二人。しかしイロハは左足をコンゴウに負傷させられてしまう。
リンドウに渡されたコンパスを頼りに南へと向かう二人。しかしイロハの足はどんどん悪化していきついに歩けなくなる。足にうじ虫までわいているのが容赦なくえぐい。そこにまたもオウガテイルが襲い掛かる。イロハは自分を置いて先に行くようレンカに促す。拒否するレンカを行かせるため、自ら頚動脈をナイフで切って死を選ぶイロハ。レンカにはゴッドイーターの適性があること、しかし自分たちは血が繋がってないのでフェンリルには一緒に行けなかったことを伝える。このままイロハが一緒にいっても入れなかったんですよね。それとも義理の姉ではなく、「妻」って形なら可能なんだろうか。
こうしてオウガテイルに食われるイロハを残してレンカは脱出していった。
メテオライト編・第1回。レンカの過去がとうとう語られましたがほんとに泣けました。レンカを生かすため、次々と自らを犠牲にする空木家の人たちはほんとにこんな絶望の時代にあって人間の気高さを示してくれた気がします。イロハが食われる瞬間、最後に見た平和な世界でレンカに抱きついていく姿は本当に哀しく胸が締め付けられる、しかし美しい場面でした。
レンカが己の身を犠牲にしてでも他者を守ろうとする生き方になった理由もよくわかるなあ。アリサが戦えなくなったときに自分を盾にしようとしたのもかつて姉を見捨てざるをえなかったという過去があったからかも。
メテオライト編も残り3回。次回は11話「メテオライト」で。
去年の7~9月にかけて放送されたアニメ版ゴッドイーター。その続編がついにスタート!
もともと全13話のアニメだったわけですが前回で9話、そして今回で4話。まあ変則的ですけど1期と2期と考えてもいいですよね。期間が空いた分、作画や演出面でのパワーアップも期待したいところです。
余命三年、神機使いとして戦い続ければさらに寿命が縮まるという非情の宣告を受けたレンカ。それでも未来に希望をつなぐために死の瞬間まで戦うことを選択。新たなる神機と適合するため再び台の前に立つ。
そしてここで初めてレンカの過去が語られることに。15年前、レンカの父(浅沼晋太郎)と母(ゆきのさつき)、そして娘の空木イロハ(加隈亜衣)はフェンリルのパッチテストに合格することが出来ず追い出される。誰か一人でも受かればその家族(DNA上の)も入れるんですけどね。使えないと判断された人間が容赦なく切り捨てられていく残酷な世界。このハードさこそゴッドイーターという作品の魅力でもあるわけですがやりきれないものがあるのも確か。
そんな空木一家は泥水の中に捨てられていた赤ん坊を見つける。おそらく絶望したかあるいは足手まといと考えた親に捨てられたんでしょうね。「フェンリルの奴らと同じになってたまるか」と父親はこの赤ん坊を連れて行くことを決意。弟が出来たことを喜ぶイロハが名前をつけさせて欲しいと頼み、花が好きなこともあって「レンカ」とつける。レンカは実は捨て子で本当の両親すら知らなかったんですねー。
同様に行き場を失った人たちが集まって居住区を作り生活していくことに。といってもアラガミから身を潜めての生活なので廃墟の中から食料や燃料を探し出してつないでいくという厳しさですが。
そんな中でレンカも成長。10歳くらいかな。母は病気でやつれて寝込んでしまい、薬や燃料を探しに他の人たちと外に出て行くことに。しかしやはりというかオウガテイルの群れに遭遇。ゲームでは雑魚ですけどそれはゴッドイーターだからこそであって一般人に取ってはどうしようもない存在なんですよね。
レンカとイロハも襲撃を受けて絶体絶命の危機、そこに現れたのは……、リンドウ!
1話でリンドウの名前を聞いたときにレンカが反応してたので会ったことがあるのかもと思ってましたがやはりそうだったんですねー。あと神機なしでレンカが戦ってたという話を聞いて笑ってたのはたぶんこのことを覚えてたんでしょうね。たばこも吸ってるし(この時代は法律とかないんで意味ないとはいえ)、たぶん20か21くらいかな。もうベテランの域に入ってるころですね。
リンドウに命を救われたイロハとレンカ。しかしリンドウは居住区の避難者たちから当然の如く憎悪の目を向けられる。ただ、こういう出来事が重なってリンドウは7話に出てきた避難者たちの村を支援するようになっていったんでしょうね。リンドウはゴッドイーターのパッチテストシールとコンパスをイロハたちに渡して去っていく。あのコンパスもリンドウのものだったんですね。
しかし一人分の薬を手に入れていたもののレンカは母から病気が移っていた。不衛生な上に狭い空間で生活していたらむしろこうなるのは必然なんですよね。父やイロハと違ってレンカは幼いので抵抗力もなかったでしょうし。
母とレンカ、どちらに薬を使うかという決断を強いられる空木家。母はレンカにパッチテストをして神機使いに適合することを確認。自分ではなくレンカに薬を使うよう促す。血は繋がってなくても母の愛の偉大さと強さを感じたなあ。そして母は命を落とすことに。
さらに時は流れ、ついに15歳目前になったレンカ。いつも傷だらけになって帰ってくるレンカの手当てをするイロハ。このあたりからレンカを見る目も「弟」という感覚から変わってきているようです。レンカに母から託されたポンチョをプレゼントするイロハ。あのポンチョはこうしてレンカの元にわたったんですね。そしてそれをその後、アリサが貸してもらうわけですが。
燃料を探しに外へ出るレンカ。途中でオウガテイルに襲われたものの地盤の崩落のおかげで何とか救われる。これがおそらく8話でレンカが語っていた経験でしょうね。
しかし戻ったレンカはアラガミの襲撃でほぼ全滅していた居住区を見ることに。何とかシェルターに逃れて無事だったイロハと再会したものの父は下半身ががれきの下敷きになって身動きできず。そこにアラガミの群れが迫ってくる。父はイロハにレンカを連れて隠してあったバイクで逃げるよう告げる。こうして父もアラガミの犠牲に。とりあえずゲームでオウガテイルを見つけたら容赦なく皆殺しにしてやりたくなるなあ。
なんとかバイクにたどり着きレンカが手に入れていたガソリンで間一髪脱出する二人。しかしイロハは左足をコンゴウに負傷させられてしまう。
リンドウに渡されたコンパスを頼りに南へと向かう二人。しかしイロハの足はどんどん悪化していきついに歩けなくなる。足にうじ虫までわいているのが容赦なくえぐい。そこにまたもオウガテイルが襲い掛かる。イロハは自分を置いて先に行くようレンカに促す。拒否するレンカを行かせるため、自ら頚動脈をナイフで切って死を選ぶイロハ。レンカにはゴッドイーターの適性があること、しかし自分たちは血が繋がってないのでフェンリルには一緒に行けなかったことを伝える。このままイロハが一緒にいっても入れなかったんですよね。それとも義理の姉ではなく、「妻」って形なら可能なんだろうか。
こうしてオウガテイルに食われるイロハを残してレンカは脱出していった。
メテオライト編・第1回。レンカの過去がとうとう語られましたがほんとに泣けました。レンカを生かすため、次々と自らを犠牲にする空木家の人たちはほんとにこんな絶望の時代にあって人間の気高さを示してくれた気がします。イロハが食われる瞬間、最後に見た平和な世界でレンカに抱きついていく姿は本当に哀しく胸が締め付けられる、しかし美しい場面でした。
レンカが己の身を犠牲にしてでも他者を守ろうとする生き方になった理由もよくわかるなあ。アリサが戦えなくなったときに自分を盾にしようとしたのもかつて姉を見捨てざるをえなかったという過去があったからかも。
メテオライト編も残り3回。次回は11話「メテオライト」で。
この記事へのコメント