【感想】映画「クリード チャンプを継ぐ男」
映画「ロッキー」のスピンオフかつ続編映画、観にいってきました!
あの「ロッキー」の続編、しかも主人公はロッキーの親友であるアポロ・クリードの息子! さらにそれをトレーナーとして育成するのはロッキー本人!
こんな面白そうな映画は観ないわけにはいかないということで初日に観に行ってきましたよ!
ついでにパンフもしっかり購入。充実した内容でこっちも読んでて楽しめました。
さて本編。
主人公のアドニス・ジョンソン、通称ドニーはタイトルにもなっている「クリード」の姓を名乗っていないんですが、なぜかと思ったらアポロの愛人がアポロの死後に産んでいた私生児だったという。母親の姓を名乗っていたわけですね。暴力沙汰ばかり起こして感化院の独房に入れられていたアドニスを引き取ったのはなんとアポロの妻だったメアリー・アン・クリード。しかしこの母子は血は繋がってなくとも本当の絆で結ばれることに。
引き取られてからきちんと教育を受けて立派な企業で昇進もしていたアドニス。しかし父の血は抑え切れないのか独学でボクシングを始め、こっそりメキシコで試合をして16戦全勝という才能を見せる。そして会社勤めに耐えられなくなり辞表を出してプロボクサーになることを決意。夫に死なれたメアリーからは勘当されてしまいますが、アポロは当時パンチドランカーだったという衝撃の事実も。ドラゴに殺されたのもそれが大きな要因だったのかもしれませんね。
最初はアポロがいたジムに入門しようとするものの断られ、リングに殴りこみをかけたものの本物の世界ランカーであるダニー・ウィラーにあっさりのされてたたき出されることに。才能はあっても本格的なトレーニングなしではやはり限界がありますね。
そしてアドニスが向かったのはフィラデルフィア、父のライバルだったロッキー・バルボアのもと! アドニスとロッキーが初めて対面する場面は胸踊るものがありました。ロッキー演じるスタローンの映画は「エクスペンダブルズ3」を去年見ましたが、あちらでは生涯現役みたいなタフガイのままでしたが、この映画のロッキーはすでに年老いた過去の人という姿でそのギャップに驚き。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で最優秀助演男優賞をこの作品で受賞したそうですがそれも納得の名演技を見せてくれてます。そしてここでロッキーの口からアポロとの三度目のプライベートな対戦、「ロッキー3」での対決の結果が明かされることに。なんと勝っていたのはアポロだったという。
当初は断っていたもののアドニスに根負けしてトレーナー役を引き受けたロッキー。インテリのアドニスと学のないロッキーもいいキャラの対比になってて面白い。トレーニングに昔ロッキーがやった鶏を捕まえる特訓が出てきたのも楽しませてくれる。腕立て伏せでも、「俺は昔片手でやってたぞ」なんて言われてアドニスも負けじと片手に切り替えたり。一方でアドニスは下の階に住んでいた難聴のシンガー、ビアンカと出会い恋に落ちる。ボクシングだけでなくこういう要素もあってほんとに青春ムービーとしても楽しめましたよ。ロッキーも亡き妻エイドリアンやその兄で友人のポーリーの墓を今でも訪れている姿に感動。
試合のほうはデビュー戦で17戦無敗のライトヘビー級のホープ、レオと対戦して見事2ラウンド勝利! 試合の映像はほんとに凄い迫力で手に汗握る! あと見てるときにアドニスというよりセコンドのロッキーの気分でアドニスが殴られるたびにはらはらしましたね(笑)。しかしこの試合後、アドニスがアポロの私生児だという事実がマスコミにばらされてしまう。父の名にすがりたくなかったアドニスにとってはつらい事態になってしまいましたね。とはいえこれに目をつけたイギリスの世界チャンプ、36戦全勝28KOであるリッキー・コンランのマネージャーから対戦を申し込まれることに。ただし条件は、アドニスが「クリード」の名で戦うこと。
一方でロッキーも癌にかかっていたことが判明。妻と同じ病気だったことから化学療法での治療を拒否するロッキー。それが原因でアドニスとも口論してしまい険悪に。荒れたアドニスも父親のことでチンピラにからかわれて暴力事件を起こしてしまう。迎えに来たロッキーと和解してさらなる絆で結ばれたのはほんとにいい。父親を知らないアドニスにとっていつしかロッキーが父のような存在にもなっていたんですね。アドニスは世界チャンプと戦うためのトレーニング、ロッキーは化学療法とお互い戦いから逃げずに立ち向かうことを誓い合う。
そしてついに決戦のとき!
イギリスに渡ったアドニスのもとには暴力事件で関係がこじれていたビアンカが応援に駆けつけてくれる。ロッキーから試合前なので「セックス禁止令」は出されましたが(笑)。そして母メアリーから「クリード」と「ジョンソン」の文字が入ったあの星条旗のトランクスを送られる。アポロ、ロッキーと着用したこのトランクスをアドニスが受け継ぐってのがまた熱い!
試合は12ラウンドの序盤と11ラウンドにアドニスがダウンを取られるものの必死に食い下がる大熱戦に! ちなみにアドニスが対戦したボクサーはみんな本物のプロボクサーだそうで。迫力もおかげで段違いでしたよ。試合中のロッキーの名セコンドぶりもすばらしい。試合は最終ラウンドにダウンをコンランから奪い追い詰めたもののそこで試合が終わり判定で敗北。
とはいえほんとにすごい試合でした。最終ラウンドで例のロッキーのテーマの一部分が流れるあたりがまた憎い! あえてアドニスを勝たせなかったというあたりも脚本のうまさを感じます。ロッキー第1作のオマージュとも言えますね。
というわけで観終わりましたがほんとに面白かった! ここで終わりといわずに続編の「クリード2」なんて作って欲しいですねー。もっともそうなるとロッキーが途中で死にそうという不安もありますが。ロッキーシリーズを観てるといろいろ楽しめますが、観てなくてもじゅうぶん面白い映画だと思います。
スター・ウォーズもそうですが、こういう「ファンが作った続編映画」がこれからもまた見ることができるかもしれませんねー!
あの「ロッキー」の続編、しかも主人公はロッキーの親友であるアポロ・クリードの息子! さらにそれをトレーナーとして育成するのはロッキー本人!
こんな面白そうな映画は観ないわけにはいかないということで初日に観に行ってきましたよ!
ついでにパンフもしっかり購入。充実した内容でこっちも読んでて楽しめました。
さて本編。
主人公のアドニス・ジョンソン、通称ドニーはタイトルにもなっている「クリード」の姓を名乗っていないんですが、なぜかと思ったらアポロの愛人がアポロの死後に産んでいた私生児だったという。母親の姓を名乗っていたわけですね。暴力沙汰ばかり起こして感化院の独房に入れられていたアドニスを引き取ったのはなんとアポロの妻だったメアリー・アン・クリード。しかしこの母子は血は繋がってなくとも本当の絆で結ばれることに。
引き取られてからきちんと教育を受けて立派な企業で昇進もしていたアドニス。しかし父の血は抑え切れないのか独学でボクシングを始め、こっそりメキシコで試合をして16戦全勝という才能を見せる。そして会社勤めに耐えられなくなり辞表を出してプロボクサーになることを決意。夫に死なれたメアリーからは勘当されてしまいますが、アポロは当時パンチドランカーだったという衝撃の事実も。ドラゴに殺されたのもそれが大きな要因だったのかもしれませんね。
最初はアポロがいたジムに入門しようとするものの断られ、リングに殴りこみをかけたものの本物の世界ランカーであるダニー・ウィラーにあっさりのされてたたき出されることに。才能はあっても本格的なトレーニングなしではやはり限界がありますね。
そしてアドニスが向かったのはフィラデルフィア、父のライバルだったロッキー・バルボアのもと! アドニスとロッキーが初めて対面する場面は胸踊るものがありました。ロッキー演じるスタローンの映画は「エクスペンダブルズ3」を去年見ましたが、あちらでは生涯現役みたいなタフガイのままでしたが、この映画のロッキーはすでに年老いた過去の人という姿でそのギャップに驚き。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で最優秀助演男優賞をこの作品で受賞したそうですがそれも納得の名演技を見せてくれてます。そしてここでロッキーの口からアポロとの三度目のプライベートな対戦、「ロッキー3」での対決の結果が明かされることに。なんと勝っていたのはアポロだったという。
当初は断っていたもののアドニスに根負けしてトレーナー役を引き受けたロッキー。インテリのアドニスと学のないロッキーもいいキャラの対比になってて面白い。トレーニングに昔ロッキーがやった鶏を捕まえる特訓が出てきたのも楽しませてくれる。腕立て伏せでも、「俺は昔片手でやってたぞ」なんて言われてアドニスも負けじと片手に切り替えたり。一方でアドニスは下の階に住んでいた難聴のシンガー、ビアンカと出会い恋に落ちる。ボクシングだけでなくこういう要素もあってほんとに青春ムービーとしても楽しめましたよ。ロッキーも亡き妻エイドリアンやその兄で友人のポーリーの墓を今でも訪れている姿に感動。
試合のほうはデビュー戦で17戦無敗のライトヘビー級のホープ、レオと対戦して見事2ラウンド勝利! 試合の映像はほんとに凄い迫力で手に汗握る! あと見てるときにアドニスというよりセコンドのロッキーの気分でアドニスが殴られるたびにはらはらしましたね(笑)。しかしこの試合後、アドニスがアポロの私生児だという事実がマスコミにばらされてしまう。父の名にすがりたくなかったアドニスにとってはつらい事態になってしまいましたね。とはいえこれに目をつけたイギリスの世界チャンプ、36戦全勝28KOであるリッキー・コンランのマネージャーから対戦を申し込まれることに。ただし条件は、アドニスが「クリード」の名で戦うこと。
一方でロッキーも癌にかかっていたことが判明。妻と同じ病気だったことから化学療法での治療を拒否するロッキー。それが原因でアドニスとも口論してしまい険悪に。荒れたアドニスも父親のことでチンピラにからかわれて暴力事件を起こしてしまう。迎えに来たロッキーと和解してさらなる絆で結ばれたのはほんとにいい。父親を知らないアドニスにとっていつしかロッキーが父のような存在にもなっていたんですね。アドニスは世界チャンプと戦うためのトレーニング、ロッキーは化学療法とお互い戦いから逃げずに立ち向かうことを誓い合う。
そしてついに決戦のとき!
イギリスに渡ったアドニスのもとには暴力事件で関係がこじれていたビアンカが応援に駆けつけてくれる。ロッキーから試合前なので「セックス禁止令」は出されましたが(笑)。そして母メアリーから「クリード」と「ジョンソン」の文字が入ったあの星条旗のトランクスを送られる。アポロ、ロッキーと着用したこのトランクスをアドニスが受け継ぐってのがまた熱い!
試合は12ラウンドの序盤と11ラウンドにアドニスがダウンを取られるものの必死に食い下がる大熱戦に! ちなみにアドニスが対戦したボクサーはみんな本物のプロボクサーだそうで。迫力もおかげで段違いでしたよ。試合中のロッキーの名セコンドぶりもすばらしい。試合は最終ラウンドにダウンをコンランから奪い追い詰めたもののそこで試合が終わり判定で敗北。
とはいえほんとにすごい試合でした。最終ラウンドで例のロッキーのテーマの一部分が流れるあたりがまた憎い! あえてアドニスを勝たせなかったというあたりも脚本のうまさを感じます。ロッキー第1作のオマージュとも言えますね。
というわけで観終わりましたがほんとに面白かった! ここで終わりといわずに続編の「クリード2」なんて作って欲しいですねー。もっともそうなるとロッキーが途中で死にそうという不安もありますが。ロッキーシリーズを観てるといろいろ楽しめますが、観てなくてもじゅうぶん面白い映画だと思います。
スター・ウォーズもそうですが、こういう「ファンが作った続編映画」がこれからもまた見ることができるかもしれませんねー!
★直筆サイン◆クリード チャンプを継ぐ男◆Creed (2015) ★シルベスター スタローン as ロッキー バルボア ★Sylvester Stallone as Rocky Balboa ★マイケル B ジョーダン as アドニス ジョンソン ★Michael B. Jordan as Adonis Johnson ★豪華2名♪
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