【感想】ハイスクールD×D 20巻「進路相談のベリアル」
記念すべき20巻はイッセー回。リゼヴィムの魔手が兵藤家を襲う!
ついに本編が20巻に到達したんですねー。僕も原作を買いだしたのはアニメ1期が始まる直前からだったのでそのころはまだ10巻までしか発売されてなかったはず。アニメも3期までやってほんとに息の長いシリーズになりましたねー。
そして今回はクライマックス直前ということもありますがサービスシーンが全くないという異色の巻。12巻以来かな。
表紙はアーシア。単独では3巻以来ですねー。
冒頭で曹操と農場に幽閉されたストラーダによる英雄問答からスタート。ストラーダも死んだわけではないので原作のラストバトル位には救援に駆けつけてくれるかもしれませんね。曹操もさらなる進化を遂げそう。
そして19巻で行方不明となっていたライザーとレイヴェルはアジュカに保護されていることがイッセーたちに伝えられひとまずは安心することに。
そしてオカルト研究部のメンバーは学校での三者面談にまずはそれぞれ立ち向かうことに。イッセーとアーシアはイッセーの両親が、ゼノヴィアにはシスター・グリゼルダ、イリナはもちろん自分の父、小猫はなんと黒歌が保護者として出向くことに。木場とギャスパーの男子組はグレモリー家から代理の保護者役がくるそうで。木場の保護者に沖田…、ってわけにはさすがにいかないか(笑)。ギャスパーはしっかりヴァレリーの面倒を見ているようでどんどん男の子らしくなっていくなあ。ヴァレリーの挿絵も描かれてましたが思ったより天然のお姉さんっぽい外見でちょっとびっくり。もっと生気のない感じかと思ってた。
進路相談ではイッセーがちゃんと駒王学園大学部に進学したあとの将来設計図を語って感激するイッセーの母。それを聞かされてまた喜ぶイッセーの父。久しぶりに両親が本編に出てきましたが原作でもアニメでも感じることですがほんとにいい両親ですよね。特にこれといった秘密や能力があるわけでもない普通の人なんですけど愛情を持ってイッセーやアーシアたちに接しているという。
アジュカからレイヴェルを渡してもらうために異世界のフィールドへ呼び出されたイッセーたち。夜の砂浜ということですがこれはひょっとしてアニメ3期の最終回でイッセーとリアスがたどりついた場所なのかな。そこでアジュカからレーティングゲームに秘められた謎、「王の駒」の存在を聞かされる。使用者の力を10~100倍にまで強化するというこの駒をトップランカーたちは使用していたという事実。そんななかで王者であるディハウザー・ベリアルだけは実力でその地位についていて不正に気付きそれを暴くためにテロリストに加担したという。大半が八百長の試合だったというのはなかなかに衝撃的ですね。リアルともいえますが。
そんな中、イッセーたちに衝撃的な報告が。オーフィスがクリフォトの刺客、「外法の死龍(アビス・レイジ・ドラゴン)」ニーズヘッグの襲撃を受け重傷を負ったという。それは「虹龍(ベクタードラゴン)」のたまごを守るためであり、そしてイッセーの両親が人質になっていたためだった!
…14巻でも駒王学園が襲撃されたことがありましたが、ついにイッセーの日常に魔の手が。可能性は感じてましたがいざ起きてみるとやはり衝撃的ですね。しかし相手が本物の「悪魔」である以上、もっとも効果的な手を使ってくるのは当然ともいえるわけで。
完全に怒りで我を忘れて暴発しかけるイッセー。かつてヴァーリに両親を殺すと言われただけで激怒したことを考えれば当然ですが。しかしそれを抑えるよう説得したのは木場。3巻や19巻で木場が復讐心や憎悪で自分を見失いかけたときに力になったのはイッセーですが今度は木場がその役になるというのはほんとにいい場面です。この二人はほんとにどんどんいい親友になっていくなあ。ついでに作者の予告していた木場によるイッセーへの壁ドンもありましたが(笑)。
そして黒歌とルフェイのおかげでクリフォトの本拠地である浮遊都市アグレアスの位置をつかんだD×Dは奇襲作戦を実行することに!
待ち受けるニーズヘッグに対してはイッセーとリアスの合体攻撃が炸裂!
イッセーの飛龍がリアスの身体に張り付いて赤龍帝の鎧となる「深紅の滅殺龍姫(クリムゾン・エクスティンクト・ドラグナー)」!
こちらもアニメ3期で出てきたリアスの鎧とデザインも同じなのかな。この20巻はディオドラ戦を思い出させる内容だったりとかなりアニメ3期とリンクしてる気がしますねー。この20巻を読んでからアニメを見直すとまたかなり受け取り方も変わりそう。この技はなんとリアスも増加・譲渡・透過を使えるというとんでもないもの。リアスも「消滅の魔星」だけでなく通常の戦闘でも相当な戦力になりますねこれは。
そしてニーズヘッグはアーシアにもらったバナナのお礼に現れたクロウ・クルワッハが相手をすることに(笑)。イッセーも衝撃を受けるほど圧倒的な強さでニーズヘッグを葬るクロウ・クルワッハ。まだイッセーの勝てる相手ではなさそうですが今後が楽しみですねー。
戦闘をみんなにまかせて両親を救うため、息子と娘であるイッセーとアーシアがリゼヴィムの元へと向かう。その最中、ベリアルが冥界全てにレーティングゲームの不正の事実を放送して暴露。ベリアルとリゼヴィムのいる戦場にヴァーリも現れついに対決の時!
しかしどこまでも卑劣なリゼヴィムは両親にイッセーの正体を暴露。ベリアルを通じて無理やりドラゴンの血を飲ませ、イッセーがドラゴンの姿になるところまで見せ付ける!
デビルマンを思い出すような残忍なシーンですが、当初はおびえていた両親は謝るイッセーを見てそれが本物だと悟る。どんなに姿が変わってもそれが愛するわが子だと。二人の過去もここでイッセーはかいま見ることになりますが、イッセーの母は二度も流産してイッセーを産んでたんですね。両親からほんとうに愛されて育ったということを知るイッセー。そしてその愛情は娘となったアーシアにも注がれることに。
…ほんとに泣けるいいシーンでした。この両親だからこそイッセーのような主人公が生まれたんだろうなあ。
迷いを振り払ったイッセー、そしてアーシア!
リゼヴィムの攻撃はファーブニルのオーラをまといバランスブレイカーに至ったアーシアが全て打ち消す!
そしてイッセーはオーフィスの力を借りた龍神化、「D×D(ディアボロス・ドラゴン)」となってリゼヴィムに猛攻!
ここで三度目の「D×D」ですね。最初はグレートレッド、二度目は打倒クリフォトのチーム、そして今回と複数の意味を持たせたということに。
リゼヴィムはフェニックスの涙で持久戦に持ち込もうとするも見限ったベリアルの「無価値」によって不可能に。
イッセーの「∞ Blaster(インフィニティ・ブラスター)によって大ダメージを受けたリゼヴィムは邪龍であるアポプスとアジ・ダハーカに裏切られ、護衛のリリスにもヴァーリたちに寝返られて全てを失い、最後は呪いによってリゼヴィムを苦しめていたファーブニルよって滅ぼされた。ついにリゼヴィムも最後を迎えましたが結局敗因はアーシアを傷つけてファーブニルの逆鱗に触れたこととなりましたね。この4章はドラゴンたちが真の力を見せ付けるシリーズでした。
しかしリゼヴィムの最後の置き土産によってトライヘキサがついに復活!
最終決戦を挑んでくるアポプスとアジ・ダハーカ、不穏な気配を見せるシヴァ。いよいよクライマックスバトルに突入ですねー。イッセーが受けた龍神化の代償とは何か。
今回はイッセー回ということで悪魔の正体が両親についにばれましたがそこを乗り越えて家族の絆を描いたほんとに原作でも屈指のエピソードのひとつになったんじゃないかな。いい話だった。
おそらく次の21巻、ヴァーリ回で4章は完結するんでしょうがオールスター総出演の派手なバトルになりそうで楽しみです!
ついに本編が20巻に到達したんですねー。僕も原作を買いだしたのはアニメ1期が始まる直前からだったのでそのころはまだ10巻までしか発売されてなかったはず。アニメも3期までやってほんとに息の長いシリーズになりましたねー。
そして今回はクライマックス直前ということもありますがサービスシーンが全くないという異色の巻。12巻以来かな。
表紙はアーシア。単独では3巻以来ですねー。
冒頭で曹操と農場に幽閉されたストラーダによる英雄問答からスタート。ストラーダも死んだわけではないので原作のラストバトル位には救援に駆けつけてくれるかもしれませんね。曹操もさらなる進化を遂げそう。
そして19巻で行方不明となっていたライザーとレイヴェルはアジュカに保護されていることがイッセーたちに伝えられひとまずは安心することに。
そしてオカルト研究部のメンバーは学校での三者面談にまずはそれぞれ立ち向かうことに。イッセーとアーシアはイッセーの両親が、ゼノヴィアにはシスター・グリゼルダ、イリナはもちろん自分の父、小猫はなんと黒歌が保護者として出向くことに。木場とギャスパーの男子組はグレモリー家から代理の保護者役がくるそうで。木場の保護者に沖田…、ってわけにはさすがにいかないか(笑)。ギャスパーはしっかりヴァレリーの面倒を見ているようでどんどん男の子らしくなっていくなあ。ヴァレリーの挿絵も描かれてましたが思ったより天然のお姉さんっぽい外見でちょっとびっくり。もっと生気のない感じかと思ってた。
進路相談ではイッセーがちゃんと駒王学園大学部に進学したあとの将来設計図を語って感激するイッセーの母。それを聞かされてまた喜ぶイッセーの父。久しぶりに両親が本編に出てきましたが原作でもアニメでも感じることですがほんとにいい両親ですよね。特にこれといった秘密や能力があるわけでもない普通の人なんですけど愛情を持ってイッセーやアーシアたちに接しているという。
アジュカからレイヴェルを渡してもらうために異世界のフィールドへ呼び出されたイッセーたち。夜の砂浜ということですがこれはひょっとしてアニメ3期の最終回でイッセーとリアスがたどりついた場所なのかな。そこでアジュカからレーティングゲームに秘められた謎、「王の駒」の存在を聞かされる。使用者の力を10~100倍にまで強化するというこの駒をトップランカーたちは使用していたという事実。そんななかで王者であるディハウザー・ベリアルだけは実力でその地位についていて不正に気付きそれを暴くためにテロリストに加担したという。大半が八百長の試合だったというのはなかなかに衝撃的ですね。リアルともいえますが。
そんな中、イッセーたちに衝撃的な報告が。オーフィスがクリフォトの刺客、「外法の死龍(アビス・レイジ・ドラゴン)」ニーズヘッグの襲撃を受け重傷を負ったという。それは「虹龍(ベクタードラゴン)」のたまごを守るためであり、そしてイッセーの両親が人質になっていたためだった!
…14巻でも駒王学園が襲撃されたことがありましたが、ついにイッセーの日常に魔の手が。可能性は感じてましたがいざ起きてみるとやはり衝撃的ですね。しかし相手が本物の「悪魔」である以上、もっとも効果的な手を使ってくるのは当然ともいえるわけで。
完全に怒りで我を忘れて暴発しかけるイッセー。かつてヴァーリに両親を殺すと言われただけで激怒したことを考えれば当然ですが。しかしそれを抑えるよう説得したのは木場。3巻や19巻で木場が復讐心や憎悪で自分を見失いかけたときに力になったのはイッセーですが今度は木場がその役になるというのはほんとにいい場面です。この二人はほんとにどんどんいい親友になっていくなあ。ついでに作者の予告していた木場によるイッセーへの壁ドンもありましたが(笑)。
そして黒歌とルフェイのおかげでクリフォトの本拠地である浮遊都市アグレアスの位置をつかんだD×Dは奇襲作戦を実行することに!
待ち受けるニーズヘッグに対してはイッセーとリアスの合体攻撃が炸裂!
イッセーの飛龍がリアスの身体に張り付いて赤龍帝の鎧となる「深紅の滅殺龍姫(クリムゾン・エクスティンクト・ドラグナー)」!
こちらもアニメ3期で出てきたリアスの鎧とデザインも同じなのかな。この20巻はディオドラ戦を思い出させる内容だったりとかなりアニメ3期とリンクしてる気がしますねー。この20巻を読んでからアニメを見直すとまたかなり受け取り方も変わりそう。この技はなんとリアスも増加・譲渡・透過を使えるというとんでもないもの。リアスも「消滅の魔星」だけでなく通常の戦闘でも相当な戦力になりますねこれは。
そしてニーズヘッグはアーシアにもらったバナナのお礼に現れたクロウ・クルワッハが相手をすることに(笑)。イッセーも衝撃を受けるほど圧倒的な強さでニーズヘッグを葬るクロウ・クルワッハ。まだイッセーの勝てる相手ではなさそうですが今後が楽しみですねー。
戦闘をみんなにまかせて両親を救うため、息子と娘であるイッセーとアーシアがリゼヴィムの元へと向かう。その最中、ベリアルが冥界全てにレーティングゲームの不正の事実を放送して暴露。ベリアルとリゼヴィムのいる戦場にヴァーリも現れついに対決の時!
しかしどこまでも卑劣なリゼヴィムは両親にイッセーの正体を暴露。ベリアルを通じて無理やりドラゴンの血を飲ませ、イッセーがドラゴンの姿になるところまで見せ付ける!
デビルマンを思い出すような残忍なシーンですが、当初はおびえていた両親は謝るイッセーを見てそれが本物だと悟る。どんなに姿が変わってもそれが愛するわが子だと。二人の過去もここでイッセーはかいま見ることになりますが、イッセーの母は二度も流産してイッセーを産んでたんですね。両親からほんとうに愛されて育ったということを知るイッセー。そしてその愛情は娘となったアーシアにも注がれることに。
…ほんとに泣けるいいシーンでした。この両親だからこそイッセーのような主人公が生まれたんだろうなあ。
迷いを振り払ったイッセー、そしてアーシア!
リゼヴィムの攻撃はファーブニルのオーラをまといバランスブレイカーに至ったアーシアが全て打ち消す!
そしてイッセーはオーフィスの力を借りた龍神化、「D×D(ディアボロス・ドラゴン)」となってリゼヴィムに猛攻!
ここで三度目の「D×D」ですね。最初はグレートレッド、二度目は打倒クリフォトのチーム、そして今回と複数の意味を持たせたということに。
リゼヴィムはフェニックスの涙で持久戦に持ち込もうとするも見限ったベリアルの「無価値」によって不可能に。
イッセーの「∞ Blaster(インフィニティ・ブラスター)によって大ダメージを受けたリゼヴィムは邪龍であるアポプスとアジ・ダハーカに裏切られ、護衛のリリスにもヴァーリたちに寝返られて全てを失い、最後は呪いによってリゼヴィムを苦しめていたファーブニルよって滅ぼされた。ついにリゼヴィムも最後を迎えましたが結局敗因はアーシアを傷つけてファーブニルの逆鱗に触れたこととなりましたね。この4章はドラゴンたちが真の力を見せ付けるシリーズでした。
しかしリゼヴィムの最後の置き土産によってトライヘキサがついに復活!
最終決戦を挑んでくるアポプスとアジ・ダハーカ、不穏な気配を見せるシヴァ。いよいよクライマックスバトルに突入ですねー。イッセーが受けた龍神化の代償とは何か。
今回はイッセー回ということで悪魔の正体が両親についにばれましたがそこを乗り越えて家族の絆を描いたほんとに原作でも屈指のエピソードのひとつになったんじゃないかな。いい話だった。
おそらく次の21巻、ヴァーリ回で4章は完結するんでしょうがオールスター総出演の派手なバトルになりそうで楽しみです!
この記事へのコメント
確かにそこは僕も気になりましたね。
「ヴァレリーさんと小猫ちゃん」ですかね。