【サッカー】日本代表、ザッケローニ体制4年間の総括 #3
総括も今回で最後。ブラジルW杯の敗因と今後の日本代表について。
さてこれまで2回にわたってザッケローニ体制の総括をしてきましたが。
①ザッケローニの評価
②日本人の評価(選手・メディア・サッカー協会・ファン)
今回で最後のまとめということになります。
③ブラジル大会の敗因と目指すべき姿
ここまでザッケローニの守備を軽視したチーム作りや選手たちの意識の甘さに触れてきましたが、実は案外それでもグループリーグくらいは勢いで突破できることもあるんですよね。過去の例を見てもブルガリアやクロアチア、トルコや韓国のように勢いでベスト4まで行ってしまう例もあるわけで。僕自身、今回の日本代表は未来のためには成功しないほうがいいとは思いつつも条件さえうまくクリアできれば勝ちあがる可能性はあるとは思ってました。なにしろ同じグループに優勝経験国がなく最高成績は日本も含めてベスト16までというチームばかりでしたからね。にもかかわらずなぜ日本はGL突破できなかったのか。
・開催国が「南米」だった
・コンディション調整を間違えた
・直前のザンビアとのテストマッチが失敗だった
過去5大会に日本は出場してますがベスト16に勝ち進んだのはアジア(開催国)、アフリカでの大会なんですよね。逆にヨーロッパと南米というサッカーの本場で行われた大会はいずれも惨敗。さらに言えば南米での公式大会はトルシエ時代の南米選手権、そして昨年のコンフェデ杯に出場してますがいずれも惨敗。明らかに相性の悪い地域なんでしょうね。今後もこれらの地域では苦労しそう。つまるところ、「完全アウェー」(観客ではなく風土的に)なわけでそれに即した戦い方を考える必要があった。ザッケローニも南米で戦った経験などコンフェデくらいだったでしょうからね。
だから南アフリカのときと同じ守備重視の戦術で戦ったとしても今回は結局勝てなかった気もするんですよね。攻撃的なやり方よりは可能性はあったと思いますが。もっともギリシャがその戦術で勝ち上がったのは皮肉ですが。だから守備的に戦って負けてた場合、「やはりこんな戦い方は間違ってる!」という論調が完全に日本を支配しそうですし、そう考えると今回は間違った戦術(2点取られても3点取り返すサッカー)で正しく惨敗してよかったのかも。本来ならドイツのときにもう学んだはずなんですけどね日本人は。
もうひとつはコンディションですが、これに関してはジーコ時代と似てるんですよね。個人的な推測ですが、ジーコもザッケローニもW杯常勝国であるブラジルやイタリアの調整法をそのまま日本に当てはめたんではないかと。「GLでは7割か8割くらいのコンディションで始めて徐々に上げていき決勝トーナメントからベストになっていく」という。事実、日本の選手も2戦目3戦目のほうが身体がよく動くようになったといってましたしね。本来なら日本はGL初戦をピークに持ってこなければ勝ち上がれない戦力のはず。もちろんその結果、決勝トーナメントでは息切れするでしょうけどね。この辺は次回大会のための教訓として欲しい。
そして個人的に大きな要因のひとつではないかと思ってるのがザンビア戦。正直あそこまでガチでくる相手だったのは誤算だったのでは。岡崎なんか負傷してましたしね。この相手と戦って勝利はしたものの相当なエネルギーを消費してしまったのでは。4-3というぎりぎりすぎる戦いはこんな本大会直前には必要ない。ついでにこの試合を見たコートジボワールの選手に手の内を晒しすぎたかも。ザンビアに3点も取られてる日本の守備を見れば弱点が明確にわかったでしょうしね。
まあ結局のところは勝てる可能性の低い戦いをさらに勝てなくしてしまったのが日本、という気がします。
というわけで今回の大会は惨敗に終わったわけですが、今後日本がW杯で安定して勝つチームにするためにはどうしたらいいか。
まず「本大会に出場しなければ話にならない」、これは絶対。なのでアジアではこれまで通り攻撃的なサッカーでかまわない、というかそうすべきだと思ってます。ただし守備の安定も忘れずに。ウズベキスタンやヨルダンなんかも力をつけてますしね。このところ国内リーグが強化されてる中国が復権してくる可能性だってありますし。
そして本大会出場を決めたら、「1年かけて守備重視の戦術に着手する」べきでしょうね。とにかく日本は点の取り合いで勝てる国ではない。ロースコアの戦いに持ち込まない限り勝ちあがれないと思ってます。
ただ、決勝トーナメントに上がったら攻撃的に行くのも「あり」だと思ってます。アジア予選とW杯の戦い方が違うように、W杯もGLと決勝トーナメントの戦い方は違う。だからGLは日本本来の守備戦術で勝ちあがり、決勝トーナメントから一気に攻めに行けば可能性は出てくるかも。日本は二回ベスト8の壁に阻まれてるので決勝トーナメントでいろいろやるのは悪くないと思います。
3回にわたって書いてきた総括も今回で終わりですが、思えばまだまだ語りたいことはたくさんある気がします。
ただ、僕の願いはただひとつ、「胸が熱くなる戦いを見せてくれ」。これだけですね。そのためにはやはり守備がしっかりしてないと戦えるものも戦えないと思います。
次のロシア大会では燃えるような大和魂を僕らの日本代表に期待したいですね!
さてこれまで2回にわたってザッケローニ体制の総括をしてきましたが。
①ザッケローニの評価
②日本人の評価(選手・メディア・サッカー協会・ファン)
今回で最後のまとめということになります。
③ブラジル大会の敗因と目指すべき姿
ここまでザッケローニの守備を軽視したチーム作りや選手たちの意識の甘さに触れてきましたが、実は案外それでもグループリーグくらいは勢いで突破できることもあるんですよね。過去の例を見てもブルガリアやクロアチア、トルコや韓国のように勢いでベスト4まで行ってしまう例もあるわけで。僕自身、今回の日本代表は未来のためには成功しないほうがいいとは思いつつも条件さえうまくクリアできれば勝ちあがる可能性はあるとは思ってました。なにしろ同じグループに優勝経験国がなく最高成績は日本も含めてベスト16までというチームばかりでしたからね。にもかかわらずなぜ日本はGL突破できなかったのか。
・開催国が「南米」だった
・コンディション調整を間違えた
・直前のザンビアとのテストマッチが失敗だった
過去5大会に日本は出場してますがベスト16に勝ち進んだのはアジア(開催国)、アフリカでの大会なんですよね。逆にヨーロッパと南米というサッカーの本場で行われた大会はいずれも惨敗。さらに言えば南米での公式大会はトルシエ時代の南米選手権、そして昨年のコンフェデ杯に出場してますがいずれも惨敗。明らかに相性の悪い地域なんでしょうね。今後もこれらの地域では苦労しそう。つまるところ、「完全アウェー」(観客ではなく風土的に)なわけでそれに即した戦い方を考える必要があった。ザッケローニも南米で戦った経験などコンフェデくらいだったでしょうからね。
だから南アフリカのときと同じ守備重視の戦術で戦ったとしても今回は結局勝てなかった気もするんですよね。攻撃的なやり方よりは可能性はあったと思いますが。もっともギリシャがその戦術で勝ち上がったのは皮肉ですが。だから守備的に戦って負けてた場合、「やはりこんな戦い方は間違ってる!」という論調が完全に日本を支配しそうですし、そう考えると今回は間違った戦術(2点取られても3点取り返すサッカー)で正しく惨敗してよかったのかも。本来ならドイツのときにもう学んだはずなんですけどね日本人は。
もうひとつはコンディションですが、これに関してはジーコ時代と似てるんですよね。個人的な推測ですが、ジーコもザッケローニもW杯常勝国であるブラジルやイタリアの調整法をそのまま日本に当てはめたんではないかと。「GLでは7割か8割くらいのコンディションで始めて徐々に上げていき決勝トーナメントからベストになっていく」という。事実、日本の選手も2戦目3戦目のほうが身体がよく動くようになったといってましたしね。本来なら日本はGL初戦をピークに持ってこなければ勝ち上がれない戦力のはず。もちろんその結果、決勝トーナメントでは息切れするでしょうけどね。この辺は次回大会のための教訓として欲しい。
そして個人的に大きな要因のひとつではないかと思ってるのがザンビア戦。正直あそこまでガチでくる相手だったのは誤算だったのでは。岡崎なんか負傷してましたしね。この相手と戦って勝利はしたものの相当なエネルギーを消費してしまったのでは。4-3というぎりぎりすぎる戦いはこんな本大会直前には必要ない。ついでにこの試合を見たコートジボワールの選手に手の内を晒しすぎたかも。ザンビアに3点も取られてる日本の守備を見れば弱点が明確にわかったでしょうしね。
まあ結局のところは勝てる可能性の低い戦いをさらに勝てなくしてしまったのが日本、という気がします。
というわけで今回の大会は惨敗に終わったわけですが、今後日本がW杯で安定して勝つチームにするためにはどうしたらいいか。
まず「本大会に出場しなければ話にならない」、これは絶対。なのでアジアではこれまで通り攻撃的なサッカーでかまわない、というかそうすべきだと思ってます。ただし守備の安定も忘れずに。ウズベキスタンやヨルダンなんかも力をつけてますしね。このところ国内リーグが強化されてる中国が復権してくる可能性だってありますし。
そして本大会出場を決めたら、「1年かけて守備重視の戦術に着手する」べきでしょうね。とにかく日本は点の取り合いで勝てる国ではない。ロースコアの戦いに持ち込まない限り勝ちあがれないと思ってます。
ただ、決勝トーナメントに上がったら攻撃的に行くのも「あり」だと思ってます。アジア予選とW杯の戦い方が違うように、W杯もGLと決勝トーナメントの戦い方は違う。だからGLは日本本来の守備戦術で勝ちあがり、決勝トーナメントから一気に攻めに行けば可能性は出てくるかも。日本は二回ベスト8の壁に阻まれてるので決勝トーナメントでいろいろやるのは悪くないと思います。
3回にわたって書いてきた総括も今回で終わりですが、思えばまだまだ語りたいことはたくさんある気がします。
ただ、僕の願いはただひとつ、「胸が熱くなる戦いを見せてくれ」。これだけですね。そのためにはやはり守備がしっかりしてないと戦えるものも戦えないと思います。
次のロシア大会では燃えるような大和魂を僕らの日本代表に期待したいですね!
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