【感想】聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話 9巻

巨蟹宮に天貴星・グリフォンのフェルメール襲来!

今回の表紙は3巻に続いて2度目の一輝! 単独で2回というのは初めてですねー。しかし実際今回のシリーズを通してみると一輝が一番主人公的なポジションという気もしますので不思議ではないですね。一輝ファンとしては出番が多くて嬉しい限りです。

戦いで息絶えた水鏡の遺志を継ぎ、アテナに反旗を翻すことを決意した童虎。その真意はいかに。
巨蟹宮に到着した一輝。黄泉比良坂に棺を運んでいるデストールと遭遇するものの、道を譲られて借りを作るわけにはいかないと手伝うことに。意外な組み合わせですが面白い。死界の穴から次々と湧き出るスペクターたちを軽くぼこって棺に入れて送り返すデストール。「蟹座八方美人拳(キャンサーオールビューティーけん)」なんてよくわからない技で倒してますが、しかし技の種類だけはほんとに豊富だ(笑)。ネタキャラですけど強いことは強い。

雑魚の次はついに本隊が登場。天貴星・グリフォンのフェルメールが現れる!
配下のスペクターを一掃した一輝に現代のミーノスと同じ技、コズミック・マリオネーションが!
初見ではないはずですが自分がかかったのは初めてのためかピンチに陥る一輝。しかしとどめを刺される寸前のところでデストールの救援が。
と思いきやあっさり寝返りを宣言するデストール(笑)。忠誠の証に一輝をとっておきの技「娑婆陀芭陀亜(シャバダバダア)」で消し去ってしまう。

この時点で本気で裏切ってるのかどうかは疑わしいですが、死者の群れの中に水鏡を見つけたフェルメールが侮辱する発言をしたことで激怒。フェルメールを「沈黙の棺(オメルタ)」に封じ込めることに成功!
三巨頭撃破という大金星かと思われましたがコズミック・マリオネーションの糸が一本だけデストールの身体につながっていたため脱出されてしまう。まともな勝負になるとやはり実力差が明らかに。「コズミック・マリオネーション・ヴァリアシオン」で操られて身体中をひねられまくり亀のような姿にされるデストール。えぐい技だ。

完全に抵抗する力を奪われそこまでかという時。一輝帰還!
二度もコズミック・マリオネーションを見たことでもはや完全に見切り、逆に鳳凰幻魔拳でフェルメールの精神を破壊寸前に。しかしこれで一輝は過去と現代で三巨頭三人と対戦したことになりますね。一輝がとどめを仕掛けようとする間に割って入ったのはデストール。一輝をして恐ろしい技と言わしめる「桃尻爆弾(ピーチボンバー)」でフェルメールを死界に叩き落す(笑)!
まあ確かにこんな技を喰らってやられるのは屈辱的すぎますよね。

デストールとともに獅子宮へ向かう一輝。同じ獅子座がついに相対するときが来たわけですね。もっとも一輝はやはりどこまでもフェニックスこそ似合うと思いますが。
そして全ての聖闘士が逆らえないという神と呼ばれた男、「蛇遣座(オピュクス)の黄金聖闘士」とは何者なのか。

次回はまだ登場していない蠍座・射手座・水瓶座の黄金聖闘士のいずれかの登場に期待!

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