【感想】三国志 Three Kingdoms 71~95話

BSフジのドラマ三国志が完結しました。

41話の赤壁から見始めましたが、ついに最終回までたどり着きました。本当に素晴らしく出来がよかったですねー。
後半は主人公的なポジションに司馬懿がなっていてかなり楽しめました。曹丕や曹叡からも叛意を疑われ、幾度となく窮地に陥りながらも知略を尽くして生き残る姿は嫌でも感情移入してしまい応援してしまいたくなるというか。実にいい扱いでしたねー。

それと劉禅ですがまあ演義で描かれている通りのバカ殿っぽい容姿になってました(笑)。もちろんそう演じてる役者が素晴らしいわけですが。しかし吹替えだとなんと古谷徹が演じていたため、どこか憎めないおぼっちゃまといった感じで嫌いになれませんでしたね。

なにより長編歴史ドラマであったため、終盤になると若かった人物たちがどんどん髪も白くなり老いていく姿は哀しいものがありました。どんな英雄でも老いは避けられないんだなあといろいろ感じることもあったり。

あと諸葛亮の俳優も素晴らしかったですねー。ほんとにイメージ通りというかそれ以上で文句のつけようがなかった。吹替えの堀内賢雄も実にいい演技してましたし。北伐に入ってからの諸葛亮の苦悩はやはり見てる側も胸が締め付けられるものがあります。子供のころよりもその辺りはよくわかる気がしますね。

94話目で諸葛亮が死に、そして最終回の95話で司馬懿がクーデターを起こし魏を乗っ取る。そして彼の死を最後に三国は統一され晋が興る。
最後は無常というかいろいろ余韻の残るいいラストでした。
週5放映だったのでけっこう見るのが大変でしたがほんとに出来のいいドラマでした。
個人的には春秋戦国時代のころの連続ドラマの傑作とかあれば見たいなあとも思いましたよ。

やはり三国志はいいですね!

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