【感想】劇場版 金田一少年の事件簿2 殺戮のディープブルー

10/30にアニマックスで放映された劇場版第2作の感想です。

えー、前作の方は感想にも書いたとおり観たことがなかったんですが、この「殺戮のディープブルー」は劇場で観たことあるんですよね僕。
どういう経緯だったのかは忘れましたけど、なかなか楽しめたことは覚えています。
というわけでDVD化もされてないこの作品を久しぶりに観ることができました!

えー、まず画質が凄まじく悪いのに驚きました(笑)。
たぶんマスターがVHSとかしかないんでしょうね。とはいえもはや視聴することすら困難な作品なので見れればよし!

キャストのほうも今度は金田一も松野太紀、剣持のおっさんも小杉十郎太とテレビ版と同じキャストですね。
また那国教授の役では前作映画で剣持を演じた夏八木勲もゲスト出演してくれてます。ついでに序盤で爆死する藍沢浩一をなぜか京極夏彦が演じてる(笑)。

さて今回の物語は沖縄の架空の島・紺碧島に建設された一大リゾート、「ディープブルー・アイランド」での爆破テロ、テログループ「キングシーサー」による金田一たちの監禁、そして監禁場所での連続殺人というストーリー。
時代設定も1999年というノストラダムスの大予言の年とか、グランドクロスとか時代を感じさせる年ですね。

テログループに監禁された藍沢一族、令嬢である茜とその元家庭教師・周防武たち、そして金田一・美雪・フミたち。
テロリストたちからの逃亡劇と人質たちの間での連続殺人、さらに外部からインターネットで爆破テロを仕掛ける謎の人物と明智警視との頭脳戦。
ここらへんが入り乱れてのドラマですね。
これまでの金田一少年シリーズとはちょっと雰囲気が違うというか、いつもの暗くよどんだ(いい意味で)物語とは違って、明るい日差しと海に囲まれた中での派手な展開で進んでるのが新鮮でした。

さて、犯人については一度見たことがあるにもかかわらず予想が外れました(笑)。
主犯は茜で、周防は茜を愛するがゆえに本人も知らないところで証拠隠滅を図ったりしている存在かと思ってたんですけどね。
普通に周防が犯人でした(笑)。
まあ動機は藍沢秀一郎に義理の父である那国教授を殺されたことも大きいですが、基本的には私欲のためなんであまり同情できない感じですけど(笑)。
あと外部から爆破テロを仕掛けている少女が那国教授の実の娘と、複数の犯罪者による犯罪が同時進行してましたね。

他に見所といえば茜が異常なまでに強かったのが笑いました(笑)。テログループ5人をあわやひとりで制圧しかけましたからねー。何者だいったい(笑)。

さて野望が失敗に終わった周防ですが、最後に津波に巻き込まれてひとり死を迎える場面は悲しみを帯びて何かを感じさせるものがありました。茜への想いだけは本物だったということですかね。

12年ぶりに視聴することの出来た「殺戮のディープブルー」、楽しませてもらいました。
テレビシリーズのほうも久しぶりに見たくなってきたなあ。

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