【感想】映画「ブレードランナー」
9/8にテレビ東京で放映されていたバージョンです。
BDレコーダーを購入したのでいろいろと手当たり次第に録画している中で、たまたま放映された説明不要の名作「ブレードランナー」の感想です。
…なんですが、実は僕はこの映画をきちんと観るのは初めてなんですよねー。
当然ながら有名すぎる作品なので、僕も見てもないくせに知識だけはいろいろあるわけですが(笑)。
何度もさまざまなバージョンで映像ソフト化されてることとか、ハリソン・フォードがこの映画に出演したことを黒歴史扱いしてるらしいこととか、主人公が実は人造人間「レプリカント」という裏設定があるらしいとか…。
しかしこういう過去の映画というのは機会を逃すとなかなか見ることのないままに終わってしまうわけでして。
まあ、ついにその「機会」がきたというわけですね!
ブルーレイで圧縮せずに録画しているので放送そのままのクオリティでゆっくり視聴できるのは実にいいところ。
最後まできちんと見ることができました。
さて、内容は人間社会に紛れ込んでいる4人のレプリカントを捜索して抹殺する任務を負った刑事デッカードの戦いを描いた話で、想像以上にストーリー自体はシンプルでした。
ただ、この2019年の未来世界の描写はなるほど、日本のアニメに大きな影響を与えたというのがよくわかりますね。押井監督作品とかでよく見る雑多な街並みの図がそのまま作られていました。
あと思いっきり日本文化が街を支配してるのが日本人としてはかなり楽しめましたが(笑)。
前述したように僕はあらかじめ「デッカードはレプリカントらしい」という情報が頭に入ってたので、そこら辺を示唆する描写はやっぱりすぐにわかりましたね。
デッカードの目がなんか光ってるところとか、ヒロインのレプリカント・レイチェルから「(レプリカント判別の)テストは受けた?」とか質問されるところとか。
しかしそういう視点で見ると、やっぱりラストシーンでレプリカントのボス・バッティがデッカードを救ったのも「同じレプリカントだったから」なんて解釈もあるんでしょうかね。
しかしこの作品、もっとマイナーな俳優ばかりなのかと思ってたら普通にルトガー・ハウアーやダイアン・レインが出てきて驚きました。二人ともさすがに若いですけど(笑)。
しかしルトガー・ハウアーはその死に様も含めていい演技してましたねー。
演技といえば、今回の吹き替え版は後で調べてみると1986年に吹き替えたものなんですね。キャストも大御所ばかりで聞き応えがありました。
ただ、ラストシーンでデッカードが銀色の折り紙(ユニコーン)を拾う場面は何のことやらさっぱりだったんですが、後に編集されたバージョンではデッカードがユニコーンの夢を見ており、その記憶を知られているということで彼自身もレプリカントだということを示唆しているようですね。
なんですが、じゃあその「ユニコーンの夢」が挿入されないこのバージョンではユニコーンをどう解釈すればいいんでしょうね?
当時劇場やテレビでこの映画を観た人たちはこの折り紙のユニコーンをどう受け取ったのか。個人的にはそこらへんも気になるところです。
…というわけで、名作「ブレードランナー」をついに見終わりましたが、確かにこれはいろいろと解釈の余地がある内容なので、考察とかが当時から今まで活発にされてたんだろうなあと思いましたね。
もう一度改めて見てみると新たな発見がありそうな映画でした。
個人的には「奇妙な余韻が残り、なぜか自分の昔のことを思い出さされる映画」というなにやらうまく言葉に出来ない感覚の映画でした。
BDレコーダーを購入したのでいろいろと手当たり次第に録画している中で、たまたま放映された説明不要の名作「ブレードランナー」の感想です。
…なんですが、実は僕はこの映画をきちんと観るのは初めてなんですよねー。
当然ながら有名すぎる作品なので、僕も見てもないくせに知識だけはいろいろあるわけですが(笑)。
何度もさまざまなバージョンで映像ソフト化されてることとか、ハリソン・フォードがこの映画に出演したことを黒歴史扱いしてるらしいこととか、主人公が実は人造人間「レプリカント」という裏設定があるらしいとか…。
しかしこういう過去の映画というのは機会を逃すとなかなか見ることのないままに終わってしまうわけでして。
まあ、ついにその「機会」がきたというわけですね!
ブルーレイで圧縮せずに録画しているので放送そのままのクオリティでゆっくり視聴できるのは実にいいところ。
最後まできちんと見ることができました。
さて、内容は人間社会に紛れ込んでいる4人のレプリカントを捜索して抹殺する任務を負った刑事デッカードの戦いを描いた話で、想像以上にストーリー自体はシンプルでした。
ただ、この2019年の未来世界の描写はなるほど、日本のアニメに大きな影響を与えたというのがよくわかりますね。押井監督作品とかでよく見る雑多な街並みの図がそのまま作られていました。
あと思いっきり日本文化が街を支配してるのが日本人としてはかなり楽しめましたが(笑)。
前述したように僕はあらかじめ「デッカードはレプリカントらしい」という情報が頭に入ってたので、そこら辺を示唆する描写はやっぱりすぐにわかりましたね。
デッカードの目がなんか光ってるところとか、ヒロインのレプリカント・レイチェルから「(レプリカント判別の)テストは受けた?」とか質問されるところとか。
しかしそういう視点で見ると、やっぱりラストシーンでレプリカントのボス・バッティがデッカードを救ったのも「同じレプリカントだったから」なんて解釈もあるんでしょうかね。
しかしこの作品、もっとマイナーな俳優ばかりなのかと思ってたら普通にルトガー・ハウアーやダイアン・レインが出てきて驚きました。二人ともさすがに若いですけど(笑)。
しかしルトガー・ハウアーはその死に様も含めていい演技してましたねー。
演技といえば、今回の吹き替え版は後で調べてみると1986年に吹き替えたものなんですね。キャストも大御所ばかりで聞き応えがありました。
ただ、ラストシーンでデッカードが銀色の折り紙(ユニコーン)を拾う場面は何のことやらさっぱりだったんですが、後に編集されたバージョンではデッカードがユニコーンの夢を見ており、その記憶を知られているということで彼自身もレプリカントだということを示唆しているようですね。
なんですが、じゃあその「ユニコーンの夢」が挿入されないこのバージョンではユニコーンをどう解釈すればいいんでしょうね?
当時劇場やテレビでこの映画を観た人たちはこの折り紙のユニコーンをどう受け取ったのか。個人的にはそこらへんも気になるところです。
…というわけで、名作「ブレードランナー」をついに見終わりましたが、確かにこれはいろいろと解釈の余地がある内容なので、考察とかが当時から今まで活発にされてたんだろうなあと思いましたね。
もう一度改めて見てみると新たな発見がありそうな映画でした。
個人的には「奇妙な余韻が残り、なぜか自分の昔のことを思い出さされる映画」というなにやらうまく言葉に出来ない感覚の映画でした。
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