【感想】学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD vol.6【Blu-ray】後編

○#12 『All DEAD'S attack.』

いよいよ1期最終話!
…まあ2期をやるかどうかは決まってませんが(笑)。
とりあえずアニメ放映前からおそらく今回の話をラストに持ってくるだろうな、というのは予想がつきました。ちょうどいい感じの締めで終わってますしね。
予想と違ったのは孝と冴子が一夜を明かす回が前倒しで9話に入ったことと、SATの南リカと田島のエピソード「Guns N Dead's」がカットされたことですね。まあ、こちらは2期をやるならどこかで描かれることでしょう。

EMP攻撃によって電子機器が全て使用できなくなってしまった孝たちの周囲。そもそもこの展開は世界への影響とかじゃなく、単に「主人公たちをピンチに追い込むためだけ」にやったんじゃないかって気がしますね。なんというかスケールがでかい(笑)。
次々と<奴ら>が高城邸に侵入してくる中、懸命に防衛に回る孝たち。ありすもしっかり役に立ってるなあ(笑)。
しかし多勢に無勢。壮一郎は隣家へと撤退を決断すると同時に、孝たちには自分たちの道を行くよううながします。
そして、コータには「平野君…、娘を頼む」と。
原作の言い方も好きですが、アニメでの「リーダーではなく一人の父親として」初めて見せたこの姿も個人的には好きですねー。
あえてよく知る孝ではなくこれまで全く面識のない少年・コータに沙耶を託す、というのは自分たちが本当は全てを投げ打ってでもしたかった「沙耶を守る」ということを代わりにやってくれたからこそ、でしょうね。ほんとにいい場面だ。中田譲治さんの演技もほんとにいい!
そして孝たちを去らせた後で敵中に突撃するアーカードとインテグラ壮一郎と百合子の最強夫婦!
…ていうか強すぎる(笑)。
原作では生死不明ですが、どう考えても<奴ら>程度に殺されるとは思えない(笑)。まあ、普通に生きてるでしょう!

そして原作ではバギーカーで脱出した孝たちですが、アニメではハンヴィーにEMP対策がしてあったということに変更。
脱出の過程で孝は麗と冴子のピンチをそれぞれ救ってますが、このあたりバランスを取ってどちらか一方には肩入れしないという演出ですかね。決着には時間がかかりそうだ(笑)。
一方で両親と別れてつらそうな沙耶にあえて厳しい言葉をかけるコータ。そして沙耶も「平野」ではなく「コータ」と呼ぶように。
原作ではすでにカップリング成立してるような2人ですが(笑)、沙耶のコータに対する恋愛感情的なものが芽生えたのはあんがいこの時かもしれませんねー。
まあなんにせよこの2人は見てて楽しいので非常に好きです。
そして締めは孝の口癖、「ほんと、めんどくさいよ!」。3話で使わなかったのはこの時のために取っておいたのかな?
冷静に考えるとラスト3話くらいは孝が非常に空気化してたような気もしますがまあよしとしましょう(笑)。

そして黒崎真音の週替わりEDですが、個人的には1話の「君と太陽が死んだ日」、6話の「「Under The Honey Shine」、そしてこの12話の「The Eternal Song」が非常に気に入っています。「The Eternal Song」は未来への希望を感じさせる前向きな爽快感があっていいラストの曲だったなあ、と。

…そしてEDのラストにはサプライズ(笑)。
この後のショッピングモール編で登場する中岡あさみ巡査の同僚、松島先輩が孝たちとすれ違ってました。この辺り、きっちり2期への伏線は張っておいてくれましたね。

というわけで非常に楽しめた1stシーズンでした!
まだ原作コミック7巻限定版のオリジナルアニメBlu-rayが残ってますが、2期も是非とも実現して欲しい!
原作のほうも終わりがうっすら見えてきた気配なのでうまくすれば早い段階で実現できるかも。
さらにパワーアップした続編に期待してます!

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